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「日本選手権で企業チームを倒したい」和歌山箕島球友会が、社会人クラブ日本一に輝く【プロにつながる社会人野球】

9月4日から4日間、社会人クラブチームの日本一を決める第40回全日本クラブ野球選手権大会が開催され、和歌山箕島球友会(和歌山県)が7-2で茨城ゴールデンゴールズ(茨城県)を下して優勝。日本選手権の出場権も獲得した。

2015/09/16

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片岡安祐美が率いる茨城ゴールデンゴールズは連覇を逃す

 一方の茨城ゴールデンゴールズは、タレントの萩本欽一が2005年に創設。有料試合を自主開催したり、選手にスポンサーを付けたりと従来の社会人チームにはなかったアイデアで注目され、萩本が監督から退いた後はスポーツタレントの片岡安祐美が指揮官に。

 ただ、実践している野球はとても堅実で、2006、07年に連覇すると、昨年も3回目の優勝を果たす。

 今大会も一回戦で弘前アレッズをコールドで退け、準々決勝では鹿児島ドリームウェーブとの接戦をものにする。昨年の決勝と同一カードとなった松山フェニックスとの準決勝にも快勝し、2度目の連覇を目指して堂々、決勝の舞台に立つ。

 決勝は、茨城ゴールデンゴールズがそつのない攻撃で前半に2点をリードする。しかし、6回裏に二死一、二塁とした和歌山箕島球友会は、八番からの3連打で一気に逆転。続く7回裏にも四死球でもらったチャンスに4点を追加して勝利を決めた。

和歌山箕島球友会が優勝した瞬間
【写真】決勝戦は、和歌山箕島球友会が逆転勝利を収めた。

 優勝チームには、新調された優勝旗とともに日本選手権への出場権が与えられるが、和歌山箕島球友会の選手たちは「そこを目指してきた。京セラドーム大阪で企業チームを倒したい」と意気込む。なお、最高殊勲選手賞は3勝をマークした和歌山箕島球友会の寺岡投手、敢闘賞は茨城ゴールデンゴールズの新人右腕・丸山雄大、首位打者賞は打率.444(18打数8安打)を叩き出した和歌山箕島球友会の平井 徹外野手が受賞した。

【第40回全日本クラブ野球選手権大会の結果】
[一回戦]
松山フェニックス(愛媛県) 12×0 THINKフィットネスGOLD’S GYMベースボールクラブ(東京都)

大和高田クラブ(奈良県) 8×1 富士通アイソテックベースボールクラブ(福島県)

茨城ゴールデンゴールズ(茨城県) 14×0 弘前アレッズ(青森県)

鹿児島ドリームウェーブ(鹿児島県) 5×0 福井ミリオンドリームズ(福井県)

和歌山箕島球友会(和歌山県) 4×3 所沢グリーンベースボールクラブ(埼玉県)※延長10回タイブレーク

全足利クラブ(栃木県) 9×2 TFUクラブ(宮城県)

水沢駒形野球倶楽部(岩手県) 8×1 WEEDしらおい(北海道)

千葉熱血MAKING(千葉県) 2×1 ヤマハ発動機野球部(静岡県)

[準々決勝]
松山フェニックス 3×1 大和高田クラブ

茨城ゴールデンゴールズ 2×1 鹿児島ドリームウェーブ

和歌山箕島球友会 1×0 全足利クラブ

千葉熱血MAKING 2×0 水沢駒形野球倶楽部

[準決勝]
茨城ゴールデンゴールズ 5×2 松山フェニックス

和歌山箕島球友会 4×3 千葉熱血MAKING

[決勝]
和歌山箕島球友会 7×2 茨城ゴールデンゴールズ

[表彰選手]
最高殊勲選手賞/寺岡大輝投手(和歌山箕島球友会)
敢闘賞/丸山雄大投手(茨城ゴールデンゴールズ)
首位打者賞/平井 徹外野手(和歌山箕島球友会)

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