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【MLB】2016年のイチローは115本安打、田中や岩隈・ダルも好成績。米データサイトが成績予測を発表

米大手データサイトが2016年シーズンの各選手の成績予測を発表した。田中、岩隈、ダルビッシュの先発3投手は成績大幅上昇の予想、3000本安打まで残り65本と迫るイチローの安打数は115本と予測されている。

2015/10/31

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イチローの3000本安打達成はオールスター明け?

 MLBでオフシーズンの恒例となっている各有力サイトによる成績予測。この成績予測とは各選手のこれまでの成績の推移や年齢、球場の特性などから算出、主観が一切入らずデータのみによって導き出されるものだ。

 米大手データサイト『Fangraphs』は、他のサイトに先駆けてポストシーズン中の10月22日以降から成績予測システム「Steamer」による2016年版の成績予測を順次公開開始、すでにほとんどの選手の予測が出そろっている。「Steamer」では来季の日本人選手はどんな成績を残すと予想されているのだろうか?(成績予測は移籍のないことが前提のもの)

イチロー(マーリンズ)
2015年成績 153試合 打率.229(398-91) 1本塁打 21打点 11盗塁 出塁率.282 OPS.561
2016年予測 120試合 打率.252(457-115) 3本塁打 39打点 13盗塁 出塁率.294 OPS.619

 来季、42歳となるイチローは、試合数こそ減少するものの、その他の成績は軒並み向上するとの予測が出ており、特に長打数は今季の12本→22本へと大幅増が見込まれている。予測値通りいけば残り65安打としているMLB通算3000本安打、同2盗塁の500盗塁もオールスター明けぐらいには達成できる見通しだ。

 一方wRC+(攻撃系の複合指標、平均は100)は68、総合指標のWARも-0.9と平均レベルを大きく下回っており、予測値並みの成績ではここまでの出番を得ることは難しい。
 就任が発表されたドン・マッティングリー監督の起用法にも注目が集まる。

青木宣親(ジャイアンツ)
2015年成績 93試合 打率.287(355-102) 5本塁打 26打点 14盗塁 出塁率.353 OPS.733
2016年予測 113試合 打率.273(467-127) 5本塁打 38打点 15盗塁 出塁率.336 OPS.700

 今季、死球での離脱前までは素晴らしい成績を残していた青木。来季は成績が低下すると予測されている。脳しんとうの影響なども含め試合数も少なめの予測値だ。

 ジャイアンツが持つオプションは1年550万ドル、出塁率.336は先頭打者としては及第点ギリギリであり予測値レベルの成績しか残せなかった場合は少し高い買い物か。

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