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【MLB】イチロー、子どもたちへ「体格の大きさを心配しないでほしい」。ジーター「偉大な存在」と称賛

数々の大記録達成に加え、好成績を残すもオールスター選出からは漏れたイチロー。球宴出場はならなかったものの、その継続力と子どもたちの希望となろうとする高潔な姿は、称賛を集めている。

2016/07/09

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オールスターに漏れたイチロー

 9日時点ではここまで71試合に出場し、打率.337と好調をキープしているイチロー。6月15日には、世界記録となる日米通算4257安打に到達、MLB通算3000本安打の大記録へもあと10本と迫っている。米地方メディア『NJ.com』は「オールスターからは漏れるも、イチローは未だに偉大」と題した記事を掲載、人格とプレーの両面でイチローを絶賛している。

This Tuesday’s MLB All-Star Game in San Diego will feature the best and brightest players in baseball. One of the most deserving, however, won’t be there. A superstar on two continents – known simply by his first name – will be staying home
火曜日にサンディエゴで行われるオールスターゲームには最高かつ最も輝かしい選手たちが集う。しかしながら最もふさわしい選手の1人はそこにいない。ファーストネームで知られる2つの国にとってのスーパースターはその日を自宅で過ごすことになる。

 規定打席には80打席前後足りないが、今季のここまでの好成績に加え、記録イヤーとなっていることもあり、イチローの球宴出場を推す声はいくつかのメディアから上がっていた。しかし、チームに他に好成績を残していた選手が多かったこともあり、イチローがオールスターの舞台に選ばれることはなかった。チームには同じく好成績のクリスチャン・イェリッチが控えているため代役での出場も絶望的だ。

 記事では、イチローが50歳までプレーするという意志を示していることが今回のオールスター出場を阻んだのではないかとしており、「もし今シーズン初めに引退を宣言していたら、カル・リプケンJrやデレク・ジーター、マリアーノ・リベラのようにMLBから球宴出場と言う花道が与えられただろう」と指摘している。

 オールスターにこそ選出されなかったイチローだが、今季の成績や打ちたてた数々の大記録によって改めて多くの人々から称賛を受けている。通算3465安打、12~14年にはヤンキースで共にプレーしたデレク・ジーターもイチローの大記録へリスペクトを示した。

Derek Jeter recently gave his seal of approval to Ichiro’s international career when he said, “4,000 hits is a pretty impressive mark. I don’t care if it’s 4,000 in Little League, it shows how consistent he’s been everywhere he’s been. Look at how many hits he’s got in a short amount of time. That’s difficult to do. Ichiro is as great as anyone who has ever played this game.”
「4000安打というのは非常に印象的な記録だ。もしそれがリトルリーグでのものだったとしても私は気にしない、それは彼がどこにいても一貫して打ち続けたことを示す数字だからだ。(MLBでの)短い期間で彼は非常に多くのヒットを打ってきたし、それはとても難しいことだ。イチローはベースボールをプレーしてきたいずれの選手にも負けず劣らず偉大だよ」とデレク・ジーターはイチローの国際的なキャリアに太鼓判を押した。

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