【MLB】上原、再び守護神へ。36歳セットアッパー獲得で、ベテラン2人がレ軍リリーフ陣を支える後半戦に
好調の打撃陣のおかげで、2位で折り返したレッドソックス。しかし投手陣は心もとない。守護神のキンブレルが戦線離脱。上原が代役を任される。
2016/07/14
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上原が再び9回を任される
前半戦、アメリカン・リーグ東地区2位で折り返したボストン・レッドソックス。
今シーズンは久々に打撃陣が絶好調。シーズン前に引退宣言をしたはずの主砲オルティズが大爆発し、それにけん引されるように若手有望株たちも大ブレイク。ベテランと若手が融合し、チーム打率は驚異の.292をマーク。得点力は間違いなくメジャーNo.1だ。
一方で投手陣はやや心もとない。チーム防御率4.43はリーグ9位。さらに先日、通算242セーブのクローザー、キンブレルが左膝半月板を痛めてリタイア。手術に踏み切り3~6週間は離脱する見込みだ。
そこで代役クローザーとなったのが、41歳の上原浩治だ。
ESPNの記者、スコット・ローバーは、In Kimbrel’s absence, Red Sox manager John Farrell said 41-year-old setup man Koji Uehara will receive the majority of the save opportunities(キンブレルが不在の間、ジョン・ファレル監督は41歳のセットアッパーである上原浩治を、セーブ機会に登板させることを明言した)と報じている。
監督のファレルは投手コーチ出身であり、上原に寄せる信頼は厚い。
経験と実績を買われた大ベテランが、再び試合を締めることとなった。早速上原は、クローザーとして7月8日、9日の試合に登板。8日の登板では1発を浴びたものの、2試合連続でセーブを記録した。
とは言え、41歳の大ベテランに無理はさせられない。これからシーズン後半戦に入り、疲労の蓄積がピークに達する。チームは急遽、ダイヤモンドバックスから通算81セーブのジーグラーをトレードで獲得。手薄になったブルペンを、いち早く補強した。