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【MLB】レ軍構想外の田澤純一、「田澤ルール」適用で今オフはいばらの道か

レッドソックスの田澤純一が地区シリーズのベンチ入り登録メンバーから外れた。事実上の構想外とみていい。今オフFAとなる田澤は厳しい条件下の中、移籍先を探すことになりそうだ。

2016/10/09

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年齢、2年間の実績から複数年契約は厳しい?

 登録メンバーが発表される前に、同紙の取材に対し「そのことは考えないようにしています。チームが決めること。自分がどうこうできるものではないので」と答えていた。そして自らの状態について「身体的には状態はいいと思う。確かに終盤は投げる機会が減ったけど、調子自体は悪くないです」と語っていた。

 田澤は昨年も後半戦は22試合で防御率7.08と精彩を欠いた。プレーオフ進出が絶望的となった9月15日には、蓄積疲労も考慮され休養のため残り試合には登板しないことが発表された。

 オフにFAとなる田澤がレッドソックスと再契約する道はもちろん残されているが、現実的ではないと地元メディアは見ているようだ。2年連続で終盤にみせた息切れは、他球団への印象も悪い。

 田澤はいわゆる「田澤ルール」により、メジャー球界を離れた後も2年間はNPBのチームと契約できない。メジャーで投げ続けるしか、キャリアを続ける現実的な道はない。

 FAとなって市場に出た場合、ここ2年間の実績から高評価は望めないだろう。すでにレッドソックスでは構想外で移籍が決定的な状況。現在30歳ながら複数年契約は難しそう。プレーオフで快投すれば最後に評価を再浮上させることができたが、その場さえ奪われてしまった。

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