名言? 迷言? プロ野球を引退しても、色あせず。ファンの記憶に残る言葉【現役引退に伴う名スピーチ集】
ファンからすれば寂しい話だが、プロ野球にとって、この時期は別れの季節だ。今季は特に実績を残した名選手、ファンの記憶に残るプレーヤーが続々と、ユニフォームを脱ぐ。近年引退した選手を中心に印象的な言葉のいくつかを紹介したい。
2015/10/03
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「阪神ファンは、あったかかった」(金本知憲)
※いずれも最終所属球団
◆スワローズ
若松勉(外野手・1989年引退)
2062試合 打率.319 220本塁打 814打点
「この小さな体でヤクルトスワローズ一筋でプレーできましたのも、本当に皆様方のご声援のおかげと思っております」
伊藤智仁(投手・2003年引退)
127試合 37勝27敗25セーブ 防御率2.31
「3年もリハビリをやっていて、これ以上お世話になることもいけないと思った」
宮本慎也(内野手・2013年引退)
2162試合 打率.282 62本塁打 578打点
「(引退会見後は)温かく大きな声援、拍手をいただき、苦しかっただけのはずのグラウンドで私は幸せ者だったんだと感じました」
◆ジャイアンツ
長嶋茂雄(内野手・1974年引退)
2186試合 打率.305 444本塁打 1522打点
「私は今日、ここに引退いたしますが、我が巨人軍は永久に不滅です」
川上哲治(内野手・1958年引退)
1979試合 打率.313 181本塁打 1319打点
「私は幸いにしてファンのみなさまからかわいがられてきた。だから、非常にキザっぽい言い方だが、みんなにかわいがってもらった背番号16が泥まみれにならぬうちにファンにお返ししようと思う」
◆タイガース
川藤幸三(外野手・1986年引退)
771試合 打率.236 16本塁打 108打点
「本日は阪神タイガースのためにお集まりいただき、誠にありがとうございました」
金本知憲(外野手・2012年引退)
2578試合 打率.285 476本塁打 1521打点
「阪神ファンは、あったかかったです。優しかったです」
桧山進次郎(外野手・2013年引退)
1959試合 打率.260 159本塁打 707打点
「(引退試合の日は)マスコミの取材を極力少なくしてもらって、自分の試合に向けてのルーティンを大事にさせてもらいました」
◆カープ
衣笠祥雄(内野手・1987年引退)
2677試合 打率.270 504本塁打 1488打点
「なぜ、もう少し頑張れないのかとも思う。自分にご苦労さんとは言わない」
前田智徳(外野手・2013年引退)
2188試合 打率.302 295本塁打 1112打点
(引退試合の相手となった中日に向けて)
「ドラゴンズの来年の巻き返しと、チームのドラゴンズらしい野球を期待しています」
◆ドラゴンズ
谷繁元信(捕手・2015年引退)
3021試合 打率.240 229本塁打 1040打点(9月30日現在)
「正直、体がボロボロの状態。気持ちでカバーできなくなってきた」(9月21日・引退会見より)
小笠原道大(内野手・2015年引退)
1992試合 打率.310 378本塁打 1169打点(9月30日現在)
「(打撃は)まだわからない部分がある。これからも勉強。常に勉強だと思っている」(9月17日・引退会見より)
◆ベイスターズ
佐々木主浩(投手・2005年引退)
667試合 50勝54敗381セーブ 防御率2.60(MLB含む)
「ここ2年間はケガばかりで、自分のストレート、フォークボールが衰えたと感じ、自分の納得いくパフォーマンスをファンの皆さんに見ていただけないと思い、引退を決意しました」
小池正晃(外野手・2013年引退)
810試合 打率.243 55本塁打 189打点
「(引退試合でホームラン)今年1年、カッコ悪いパパだったけど、最後の最後にカッコいいパパを見せることができました」