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DeNA新加入、シリアコはNPBで成功するか? 独立リーグ出身外国人選手の結末

サードのレギュラー候補の一人として獲得したDeNAの新助っ人シリアコ。独立リーグ出身の助っ人を見ると、結果を残せずに終わった選手が多い。

2016/10/27

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BCリーグから初のNPB移籍となった外国人選手はカラバイヨ

 25日、横浜DeNAベイスターズは、アウディ・シリアコ内野手(29)を獲得したことを発表した。背番号は未定。身長191cm、体重102kgはそれぞれ国吉佑樹、ホセ・ロペスに次ぐチーム2位。大型内野手だ。

 シリアコは、今シーズン固定できなかったサードのレギュラー候補の一人となる。

 ドミニカ共和国出身のシリアコは、米マイナーリーグで11年プレーしたのち、今シーズンは、ルートインBCリーグの石川ミリオンスターズに在籍。68試合で打率.332、15本塁打と猛打を振るった。2014年にもインディアンズ傘下3Aで、15本塁打、70打点を記録している。元々ショートでプロ入りしたこともあり、マイナーでの出場はショートが最多、内野4ポジションでの出場経験がある。

 シリアコと同じ国内独立リーグからのNPB入りを果たしたのが、元オリックスのフランシスコ・カラバイヨ。2009年、四国・九州アイランドリーグ(現四国アイランドリーグplus)の高知ファイティングドッグスに入団すると、1年目から本塁打・打点の2冠王に輝いた。翌年はBCリーグの群馬ダイヤモンドペガサスに入団、同リーグでも39試合で15本塁打を放つ。そんなカラバイヨに、オリックス・バファローズが興味を示し、同年7月9日に獲得。BCリーグから初めてNPBに移籍した外国人選手となった。

 初出場となった7月19日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦でいきなりプロ初本塁打、8月21日の千葉ロッテマリーンズ戦では満塁アーチを放つなど自慢のパワーをNPBの舞台でも発揮、36試合の出場ながら7本塁打を放った。しかし翌年はキャンプで手首の手術を受けたこともあり、出場はわずか4試合でオフに戦力外通告を受けた。

 その後、米独立リーグでのプレーを挟み、13年に再び群馬ダイヤモンドペガサスに復帰。1年目に本塁打王・打点王を獲得すると、14年にはBCリーグ初の三冠王を達成。2年連続で野手シーズンMVPにも輝いた。

 15年にテスト入団でオリックスに復帰。後半戦で失速しシーズンでは12本塁打に終わったものの、5月までに11本塁打とパワー健在ぶりを見せつけた。今季は古巣群馬で選手兼任コーチとしてプレーし本塁打王、打点王の二冠を獲得している(シリアコは本塁打2位、打点5位)。

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