DeNA新加入、シリアコはNPBで成功するか? 独立リーグ出身外国人選手の結末
サードのレギュラー候補の一人として獲得したDeNAの新助っ人シリアコ。独立リーグ出身の助っ人を見ると、結果を残せずに終わった選手が多い。
2016/10/27
Getty Images
今季NPBでプレーした元独立リーグ出身の選手は活躍できず
同じく元オリックスでは、アレッサンドロ・マエストリも独立リーグ出身で活躍した助っ人として名前があがる。
四国アイランドリーグplusでリリーバーとして活躍していた2012年シーズン途中にオリックスが獲得を発表。1年目は初先発となった8月12日のロッテ戦で初登板初勝利となる白星(NPBのイタリア出身選手では初)。シーズンでは8試合に先発し防御率2.17、4勝をあげた。
翌13年は内容こそ不安定ながら7勝、チームが優勝争いに加わった14年はロングリリーフを中心に36試合に投げ防御率1点台とチームに貢献した。15年までの4シーズン在籍し、通算成績は96試合登板、14勝11敗、防御率3.44。今シーズンは韓国プロ野球のハンファ・イーグルスとBCリーグ群馬ダイヤモンドペガサスに在籍、合計21試合に登板している。
カラバイヨやマエストリのように活躍選手はいるものの、独立リーグ出身の外国人選手が活躍する確率はけっして高くない。
今シーズンは関西独立リーグ(13年をもって活動休止)出身のエディソン・バリオスや育成契約の選手含む、6人の独立リーグ出身助っ人が在籍したが、目立った活躍を残した選手は0。
特にヤクルトは、昨年5月にはBCリーグで首位打者獲得経験もあるミッチ・デニング、今年5月には四国アイランドリーグplusで大活躍を見せていたハ・ジェフンと2年連続で独立リーグ出身の助っ人を途中補強するも、デニングは打率.222、ジェフンもわずか17試合の出場に終わっている。
シリアコにはジャパン・ドリームを目指し独立リーグで腕を磨く外国人選手たちの星となるような活躍を期待したい。