モスコーソと同タイプ? DeNA待望の左腕、デュアン・ビロウは救世主になるか
ベイスターズが新助っ人として、メッツ傘下3Aの左腕、デュアン・ビロウの獲得を発表した。制球力に優れ、先発とロングリリーフでともに成績を残しているビロウ。その活躍に大きな期待がかかる。
2015/06/28
左投手を補強
27日、ベイスターズは新助っ人としてデュアン・ビロウ(29歳 左投左打)を獲得したことを発表した。身体検査に合格後、正式に契約締結となる。
メジャー通算43試合に登板し2勝4敗、防御率4.27。2013年には韓国の起亜タイガースでもプレーしたビロウ。6月のチーム防御率5.01と大崩れした投手陣の救世主として、そしてチーム初のポストシーズン進出に向けてその左腕にかかる期待は大きい。身長1メートル91センチの大型サウスポー、デュアン・ビロウの活躍をこれまでの成績を元に占ってみる(各種データは『Brooks Baseball』、『Fangraphs』のものを参照)。
ビロウは2006年にドラフト19巡目(契約金1万5000ドル)でデトロイト・タイガースに入団。2年目の2007年にはマイナーAで13勝、防御率2.97を記録するなどマイナーでは先発として活躍し、2011年7月には25歳でメジャー初昇格。初登板となったアスレチックス戦では勝ち星こそつかなかったものの5回を散発3安打1失点に抑える好投を見せている。
メジャー2年目には主にロングリリーフとして27試合に登板、防御率3.88、K/BB3.63となかなかのピッチングで期待を集めた。ここまで順調にキャリアを積み上げてきたビロウだがこの年を境に流浪の道を歩むことになる。
13年は開幕前に先発候補として期待されながらも、結果を残せずタイガース、マーリンズ、そして韓国の起亜タイガースと3球団を転々。2014年は再びデトロイト・タイガース、2015年にはニューヨーク・メッツでプレーしているがメジャー昇格は果たせていない。