甲子園とは無縁だった天才6人。聖地未出場ながら高卒ドラフト上位指名でプロ入りした選手たち|全国高校野球選手権大会
2024/08/16
産経新聞社
炭谷銀仁朗(埼玉西武ライオンズ)
投打:右投右打
身長/体重:181㎝/98㎏
生年月日:1987年7月19日
経歴:平安高
ドラフト:2005年高校生ドラフト1位
高卒ルーキーでの開幕スタメンマスクや涌井秀章との10代バッテリーで話題を集めた炭谷銀仁朗も高校時代は甲子園とは無縁だった。
炭谷は甲子園優勝経験のある京都の名門・平安高(現龍谷大平安高)に入学。入学時から捕手として期待され、最上級生になると主将も務めた。3年夏の京都府予選では、準決勝で京都外大西高校に敗れ、甲子園出場の夢は潰えたが、高校通算48本塁打などの実績から強打の捕手としてドラフト候補に挙がった。
2005年の高校生ドラフトで西武ライオンズから1位指名を受けると、上述のように1年目から開幕スタメンを勝ち取り、開幕戦で安打を放つなど華々しいデビューを飾った。その後は苦しんだシーズンもあったが、2015年のベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞や、2013年と2017年のWBC日本代表選出など、球界を代表する捕手となった。
その後は読売ジャイアンツ、東北楽天ゴールデンイーグルスを経て、2024年シーズンから古巣・西武へ復帰している。