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“逆転”の日本航空石川は2回戦敗退。2度の奇跡生んだ粘りの打線【全国高校野球】

2017/08/17

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 夢の舞台で、2度目の大逆転はかなわなかった。
 
 日本航空石川(石川)は、強力打線を擁する花咲徳栄(埼玉)との2回戦に3-9で敗れた。
 
 今大会初戦は9回、2死から一挙4得点で試合をひっくり返した。石川県大会の準決勝でも強豪・星稜を相手に5点差を追いつき、延長の末にサヨナラ勝利を掴んだ。
 
 “逆転の航空石川”が代名詞になりつつあった。中村隆監督は、打線の粘り強さの理由を「長打じゃなく、内野安打でも四球でもいいからつなぐというバッティングができてきたから」と話す。
 
 この2回戦も6点を追う形で9回裏を迎えた。しかし、花咲徳栄の2番手・清水の好投を前に三者凡退で悔し涙をのんだ。
 
 この夏、3度目の劇的勝利とはいかなかったが、中村監督は「最初はずっと弱いと思ってやってきた。チーム一つになってよくやったとほめたい」と選手を称えた。
 
 2年生ながら4番を務める上田優弥は「実力不足で打てなかった」と無念さを口にするも、「来年は100回大会の節目の年、そこで出場して活躍したい」と前を向いた。
 
 
取材協力・氏原英明