【MLB】2つの偉大な記録到達へ「2016年もマーリンズは、イチローと契約を更新する価値がある」
もうすぐ42歳になるイチロー、これまで15年間の成績と比べると、成績は満足いくものではないだろうが、それでもほぼ毎日グラウンドに立ち続け、さまざまなマイルストーンに到達しファンを沸かせている。
2015/09/08
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イチローは、まだまだ安打が打てる選手
今年、イチローは4番手の外野手として開幕を迎えたが、度重なる外野手の故障、特に手を骨折して現在も故障者リストにいる主砲スタントンを欠いているチームにおいて、当初の予想をはるかに上回る試合数に出ており、走攻守において活躍している。
現在のイチローの契約では、年俸200万ドルに加えて、シーズン300打席到達で40万ドルのボーナス、そしてその後も計600打席までは50打席ごとに40万ドル追加、となっている。イチローはすでに330打数を超えているので最初の40万ドルは得ており、怪我でもしない限りさらに40万ドル加わるであろう。
しかしあと1年契約を更新するだけの価値があるのだろうか。
サテル記者はこう続ける。
Ichiro has value. He’s not done. His 24 hits in August were the most he’s had in a single month since July 2013. The guy can still hit, as awkward and uncomfortable as his patented swing appears. He is three hits shy of tying Rogers Hornsby on the all-time list, and eight away from Barry Bonds. He needs 16 more to tie Frank Robinson’s 2,943 for 33rd place. Those are achievable this season.
イチローにはその価値がある。イチローのキャリアはまだ終わっていない。8月にイチローは24本の安打を打ったが、これは月間安打数では2013年7月以来の数字である。自前の奇妙でやや心地が悪いユニークなスイングにもかかわらず、イチローがまだまだ安打を打てる選手であることは間違いない。メジャー通算安打数においてイチローは、あと3本でロジャーズ・ホーンズビー、8本でバリー・ボンズ、16本で史上33位のフランク・ロビンソンの2943本という記録に並ぶが、これらすべてが今シーズン中に手の届く数字なのである。
現時点では、イチローが3000本安打達成に向かい来年もマーリンズのユニフォームでプレーするのか、あるいは古巣マリナーズがイチローを呼び戻して、この偉大なる記録を古巣で達成することになるのか、まだ誰にもわからない。
確かなのは、どこかのチームがイチローと契約しようと、その価値が十分にあるということである。
出典：”Ichiro Has Value in 2016”by Glenn Sattell @Today’s Knuckeball, September 7, 2015