大谷翔平、43号豪快弾でエンゼルス勝利 スアレス完投勝利に大谷の本塁打が花を添える
2021/09/05
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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は4日(日本時間5日)、本拠地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番・指名打者(DH)」で先発出場。今季第43号となる豪快な3ランホームランを放った。
前日に自己最多となる117球を投じた大谷。この日もスタメンに名を連ね、今度はバットで勝利に貢献した。
3回裏、フアン・レガレス外野手のソロ本塁打で、1点を先制したエンゼルス。1-0で迎えた6回裏。先頭の9番ルイス・レンヒーフォ内野手が四球を見極め、続く1番デビッド・フレッチャー内野手も相手の失策が絡んで出塁する。
無死一、二塁の好機で回ってきた大谷の第3打席。レンジャーズの先発コルビー・アラード投手が投じた初球、真ん中に甘く入った88マイル(約141キロ)のカットボールを振り抜いて、右方向に大きく伸びた打球は、悠々とレフトスタンドに消えていった。大谷らしい豪快な本塁打は、決勝の一撃となった。
8回表の第4打席でも、大谷はフルカウントから94.6マイル(約152キロ)の内角低めのフォーシームを器用に右方向へ打ち返し出塁。続くフィル・ゴスリン外野手の打席の間に二塁を狙って盗塁を試みるも、勢い余ってアウトになるという場面もあった。
エンゼルスはその後もリードを守り続け迎えた9回表。ここまで無失点で抑え続けた先発ホセ・スアレスが相手に1点を許すも、粘りの投球でピンチを切り抜け、この試合4-1でエンゼルスが勝利を掴んだ。
大谷は、この日の試合4打数2安打3打点という活躍で、決勝点となる3ランホームランも披露した。盗塁死する場面もあったが、積極的に攻撃を仕掛ける姿も印象的だった。また、スアレスのホーム初勝利ということで、大谷の豪快弾で花を添えた。
大谷の今季の打率は.260、OPSは.977という成績で、今後も「二刀流」大谷に期待が高まる。