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【MLB】来季は前人未到の大記録へ。マーリンズ1年目、2015年イチローが日米メディアに残した言葉

マリナーズ、ヤンキースに次ぐ自身3球団目のマーリンズでメジャー15年目のシーズンを過ごしたイチロー。特例とも呼べる日本での入団会見から始まった15年シーズン、42歳のレジェンドは今年も日米のメディアに対して、数多くの言葉を残してくれた。

2015/12/26

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盛大な入団会見から始まった2015年

 2015年1月29日、シアトル・マリナーズ、ニューヨーク・ヤンキースで14年間プレーしたイチローの新たなシーズンは日本での盛大な入団会見から始まった。デービッド・サムソン球団社長、ダン・ジェニングスGMら球団上層部のほとんどが、18時間のフライトを経て、この会見のために来日。それほどまでにイチローの加入は、マーリンズにとって大きなものだったのだろう。

 イチローにとってはマリナーズ入団の2001年以来となる大きな会見の場、「期待と不安が入り混じった状態」で迎えた中、新たなユニフォームを身にまとっても、イチロー節とも呼ばれる独特の語り口は健在だった。

「新しい場所に行って、新しいユニフォームを着てプレーすることに決まりましたが、『これからも応援宜しくお願いします』とは絶対に言いません。応援していただけるような選手であるために、自分がやらなければならないことを続けていくということをお約束して、それをメッセージとさせていただいてもよろしいでしょうか」(2015/1/29 入団会見より)

「ペットショップで並んでいるかわいい子たちがどんどん売れていって、ちょっと大きく成長した犬は残っていく、そういった状態ですかね。それでも買ってくれる人がいたら、忠誠を尽くすと。」(2015/1/29 入団会見より)

 自身をペットショップの子犬に例えたこの言葉は、高級紙のウォールストリートでも取り上げられた。CBSスポーツでも「完璧で詩的な表現だ」と絶賛されている。

「打ったあとチームメイトもファンの人もあんなに喜んでくれたらもう泣きそうやね。特別な時間は自分で作るものではなく、人が作ってくれるもの」(2015/4/29 移籍後初ホームランの後のインタビューより)

 このように本人の肉声は、たびたび日本で取り上げられている。では、他には米メディアではイチローの言葉はどのように紹介されているのだろうか。下記はほんの一部だ。

Even if we were losing 10-0, I would want to do my best because of how good these fans have been to me.“
「もし0-10で負けていたとしても、ここまで自分に対して良くしてくれたファンのために、僕はベストを尽くしてプレーします」(2015/5/8 球団公式ツイッターより)

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