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【アメリカの眼】田中将大、ヤンキースにとって「早く終わってほしい契約ワースト5位」に

オフのFA市場ではすっかり音なしとなったヤンキース。地元紙がそんな同球団の「早く終わってほしい契約ワースト5」を発表した。田中将大も含まれている。

2016/02/09

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今季FA補強ゼロの理由

If the Yankees could amnesty a contract, whom would they pick and why?
もし、ヤンキースが抱える契約を破棄できるとしたら、それは誰との契約でその理由は何だろうか?
 
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 ほんの数年前まで、ヤンキースはストーブリーグでも主役だった。
 オフのショッピングリストはそれこそ爆買いとも言えるものだった。しかし、田中将大、ジャコビー・エルズベリー、カルロス・ベルトラン、ブライアン・マッキャンの獲得に総額5億ドル近い資金を投入した2013年のオフを最後に、同球団の編成方針は「買い控え」に転換している。
 
 このオフ、FA選手とメジャー契約を交わしていない球団がひとつだけある。それはヤンキースだ。
 
 ハル・スタインブレナー・オーナーが大型契約の締結再開を許すのは、不良債権化している長期大型契約が満了してからになりそうだ。『ニューヨーク・ポスト』の名物記者ジョエル・シャーマン記者は、同球団にとって「早く終わってほしい契約」のワースト5を選んでいる。その第5位は、田中将大との契約だ。
 
But the pick is Tanaka because of the game-to-game uncertainty about his elbow. He might be an ace or a booby trap.
登板ごとにひじの状態を心配しハラハラしなければいけない田中を(5位に)取り上げよう。彼はエースかもしれないが、偽装爆弾の可能性もある。
 
 田中との7年契約はこの先5年1億1100万ドルも残っている。
 しかし、もしこの先大きな故障もなく好投を続けたら、彼は2017年終了後にもともと契約に織り込んであった契約破棄条項を行使する可能性が高い、としている。これはFAとなって出ていく、またはさらに高額な契約をヤンキースに要求することを意味している。
 
 逆に、契約を破棄しないケースとはなにか?
 それは年俸見合いの活躍を見せることができなかった場合で、その際は彼はトミー・ジョン手術を受けるも球団は残りの契約を払い続けるしかない、というシナリオもあり得そうだ。どちらに転んでもヤンキースには良い話ではない。

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