【MLB】ヤンキース田中、今季の目標は「200イニング」。万全の状態で2016年シーズンへ
メジャー3年目を迎える田中将大は今シーズンの目標として200イニング到達を掲げた。オフには楽天時代からあったという遊離軟骨を除去。渡米当初に近い万全の状態でキャンプインを迎える。
2016/02/19
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救援陣は球界屈指
メジャーでは先発投手を評価する際、勝利数や奪三振、防御率といった数字よりもイニング数を第一に評価する傾向が強い。投球内容も大事だが、まずは仕事量というわけだ。チームのエースとして認められるためにも、スターターの基準の一つである200イニングは突破したい数字だ。
Tanaka said that he believes the surgery will help him recapture the form he showed early in 2014, when he was 11-3 with a 2.10 ERA in his first 16 Major League starts, striking out 127 against 18 walks in 115 2/3 innings.
“I feel confident I can match that time,” Tanaka said.
田中は手術を受けたことにより、16先発で11勝3敗、防御率2.10を記録した2014年前半の姿を取り戻す助けになると信じていると言う。「(2014年前半)当時の感じに近くなっていると確信している」と田中は語った。
先週末にはスタインブレイナー・フィールドのマウンドでラリー・ロスチャイルド投手コーチが見守る中、20球の投球練習を実施した。
手術後初となるマウンドからの投球を順調に終えた。
ヤンキースのジョー・ジラルディ監督は記事内にて「田中がどの状態にいるのか慎重に見極めていきたい」とコメント。「他の投手はもう2~3回ブルペンでの投球練習を行っているし、田中をゲームに送り出す前に、田中を試合で投げられる状態にしなければならない」と語りながらも、あくまで焦らせずに、注意深く見守っていく方針だという。
なお同記事には「田中が200イニングを投げられるならそれがチームにとって最高の補強になるよ」といったファンからのコメントも寄せられている。
7-8-9回にメジャー最強の救援トリオを抱えるヤンキースだが、先発陣には故障に弱い投手が多く懸念も多い。
田中がどれだけのイニング数を投げれるかが、激戦のアリーグ東地区を戦うヤンキースの行方を大きく左右することになりそうだ。
出典:Tanaka says ‘the goal is to go 200 innings’ by Bryan Hoch in MLB.com on Feb.18 2016