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【MLB】青木加入でマリナーズの野球は変わるか? 期待と不安入り混じる新監督の采配

新GMと監督の下で再出発を図るマリナーズ。果たしてどのような野球を見せてくれるのだろうか?

2016/03/02

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目指す野球はどちら?

 2015年オフに加入した、俊足の青木宣親とレオニス・マーティンによって、間違いなく攻撃の幅が広がるだろう。試合終盤の1点を争う場面では、彼らの足や小技が重宝されそうだ。

 ルイス記者はこう分析している。

They were caught stealing 45 times last season, tied for third-most in Major League Baseball. Their stolen base percentage was 60.53 percent, ranked 29th of 30 teams. The offseason additions of outfielders Leonys Martin and Nori Aoki were meant to add to speed to the lineup. But don’t expect the Mariners to morph into the Kansas City Royals.
マリナーズは昨年、盗塁失敗が45回もあった。これはメジャーワースト3位タイだ。そして盗塁成功率は60.53%で、30球団中29位。オフに加入した青木宣親とレオニス・マーティンは、打線にスピードをもたらした。しかし、マリナーズが(昨年のチャンピオンである)ロイヤルズのような打線が進化することを期待してはいけない。

 昨年のマリナーズは、長打で相手を打ちのめす『ビッグボール』と、小技と足で相手を翻弄する『スモールボール』との間で苦しんだ。今シーズンの予想スターティングラインナップも、メジャー屈指のスラッガーが中軸に座り、その脇には選球眼が良く、小技に長けた脇役たちが並んでいる。

 サービス監督は、スピードに長けた2人(青木、マーティン)をどのように動かしてくるのだろうか。彼らをうまく活用できれば、クルーズやカノといったスラッガーたちとの絶妙なケミストリーを生み出すはず。反対に、彼らが機能しなければ、昨年同様目指すべき野球がわからなくなってしまうだろう。

 サービス監督は、チームの方針について「積極的に、でもスマートに。自分たちのスタイルを見失わなずに」と語っているが、シーズン開幕してどのような采配を振るうのだろうか。

出典:Seattle Post Intelligencer
Seattle Mariners manager Scott Servais is lukewarm on bunting By:ADAM LEWIS,

Seattle Post Intelligencer
Mariners introduce new manager Scott Servais at Safeco Field on Monday By:ADAM LEWIS,

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