【MLB】イチローも4000本安打と冗談も。MLB新ルール導入となれば、打者有利?
MLBでは投球せずの敬遠、そしてストライクゾーンの変更が検討されている。新ルール適用となればさまざまな影響を及ぼすことになりそうだ。
2016/05/22
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ストライクゾーン変更は打者有利に?
敬遠に関しての変更はさほど重要ではないかもしれないが、ストライクゾーンの変化は大きい意味を持つかもしれないとスペンサー記者は予測する。
現行は、ストライクゾーンの下限は「打者の膝頭の下のくぼみ」とされていたが、それが2-3インチ(5.1cmから7.6cm)打者の膝頭に変わってしまうことで、間違いなく打者有利になるという。
マーリンズのクリス・ジョンソンは「打者は好意的に思うだろう。ストライクゾーンに関することであれば、全てが大きな意味を持つ。何故なら野球の中心であるからだ。打者はよりヒットを打つだろう。そしてより四球で出塁することになる」と新ルールは打者にとって有利であることを話した。
一方で投手陣にとっては小さくなるストライクゾーンは喜ばしいことではない。
マーリンズのデビット・フェルプスは数インチの話であるかもしれないが、それがバットの先ではなく芯に当たることによって通常のフライと本塁打の違いになるかもしれないと話した。
以前からストライクゾーンが今より小さいものであればすでに3000本安打を達成していたのではないか?という質問に対してイチローは、「もしかしたら4000本かな」と冗談を言うほどだった。
新ルール導入は打者にとって有利なものとなりそうだ。
出典: New rule could affect intentional walks, strike zone could shrink by Clark Spencer in Miami Herald on May 21, 2016