大谷翔平は新データでも”メジャー最強”!? MLBが公開した「スイング指標」とは【MLB】
2024/05/27
Getty Images
全ての指標で平均以上!メジャー屈指の首位打者は“特例”?
米分析サイト『Baseball Savant』内には、Bat Speed(横軸)とSquared-up Rate(縦軸)の2軸から各選手のスイングの特色を示したチャートがある。赤丸が大谷翔平選手だ。下図は現地時間5月19日終了時点である(以降の数値や図も同じ)。縦軸と横軸の指標は、複数の選択肢から入れ替えることも可能だ。
左上に1人だけ離れた選手(青丸)は、サンディエゴ・パドレスのルイス・アライエズ選手である。
2022年、2023年と首位打者を獲得した同選手は、平均Bat SpeedがMLB最低の時速62.4マイル(約100.4キロ)なのに対し、Squared-up RateはMLB最高の42.7%になっている。スイングは遅いが、スイングの力をボールに確実に伝える能力が高いということだろうか。
5月19日終了時点で、大谷翔平選手の上記指標とMLBでの順位は以下のようになっている。括弧内はMLBの平均値とMLBの順位だ。
・平均Bat Speed:時速75.3マイル(約121.2キロ)(時速71.4マイル(約114.キロ)、20位)
・Fast-swing Rate:54.3% (22.1%、18位)
・Squared-up Rate:29.4%(25.6%、43位)
・Blasts:20.6%(10.6%、3位)
・Swing Length:7.5ft(2.3m)(7.3ft(2.2m))
・Swords:3
いずれの指標もMLB平均を上回り、Fast-swing RateでMLB平均の約2.5倍、BlastsでMLB平均の2倍近くの数値を出している。