「トレード」「プロスペクト」…”最強軍団”ドジャースが誇る強さの秘密とは…?【MLB】
2024/06/16
Getty Images
ドジャースのプロスペクト(投手)
順位は左から『mlb.com(全体)』, 『mlb.com(球団別)』,『Baseball America(球団別)』 ,『Fangraphs(球団別)』
リバー・ライアン 25歳 (N/A(該当なし), 4位, 7位, 1位)
リバー・ライアンは99マイル(約159キロ)に達する速球が魅力の右腕だ。球種は平均96マイル(約154キロ)のフォーシーム、落ちるカーブ、88マイル(約141キロ)でスライダー気味のカッター、落ちるチェンジアップを持っている。
速球に加えスライダー/カーブの評価が高く、メジャーの選手であればタイラー・グラスノーと似たようなスタイルだろうか。2023年はダブルA/トリプルA合計で104.1イニングを投げ防御率3.80としている。
2023年にBB/9が4.0であったように課題はボールのコントロールだ。元は大学時代に打者として活躍しドラフトされた経緯もあり、プロレベルでは未だ150イニング程度しか投げていないことから、今後投手スキルに磨きがかかることが期待されている。
ニック・フラッソー 25歳 (N/A(該当なし), 3位, 4位, 10位)
ニック・フラッソーは最速100マイル(約160キロ)の速球が武器の右腕だ。球種は平均94マイル(約151キロ)のフォーシーム、86マイル(約138キロ)のスライダー、横変化が大きなチェンジアップを持っている。
打者を欺くユニークな投球モーションで球持ちが良く、速球は球速以上の威力を発揮する。コマンドも平均レベルでローテーション3番手程度の投手に成長するとされている。
フラッソーは2022年にミッチ・ホワイトをトロント・ブルージェイズにトレードした際に獲得し、評価を上げた。昨季のマイナーではダブルA/トリプルAで合計93イニングをなげ防御率3.77となっている。
しかし、ドラフト直後の2021年に肘の手術を受け、今季も2023年11月に受けた方の手術の影響で全休となっており、投手としての耐久性が課題となっている。