【MLB】ヤンキース田中将大が、オールスター出場に近い日本人選手? ポイントは6月の勝利数
現在投票が行われているメジャーリーグのオールスター。今年は日本人選手の出場の可能性はあるのだろうか?
2016/06/05
Getty Images
田中は6月の数字がオールスター選出のカギに
田中は現在3勝1敗。開幕からの無敗記録は11試合目で止まったが、防御率2.78はリーグ8位、whip1.00はリーグ2位。勝ち星は物足りないが、投球の内容を示す指数は悪くない。
新人だった14年には右肘の靱帯損傷で離脱し、選手間投票で選出されていたオールスター出場を辞退した。今季ここまでは右肘手術明けの影響を感じさせず先発ローテをしっかり守っている。2年前に逃した栄誉をヘルシーならば、という周囲の後押しが働いてもおかしくない。
もっとも今の数字では、選ばれても登板機会は得られないかもしれないし、田中自身にも納得のいく晴れ舞台にはならないだろう。この6月にどこまで数字、特に勝利数を上積めるかに懸かってくる。
エース級先発投手が絶好調のナリーグと違い、アリーグの先発投手は9勝1敗、防御率2.29のクリス・セール(ホワイトソックス)がオールスター先発マウンドの最短距離にいるが、それ以外は目立った成績を残す投手はいない。田中の現在の数字でも見劣りするものではなく、巻き返しは十分可能。
他の日本人メジャーリーガーを見渡しても、選出の可能性がある選手は見当たらない。昨年に続き2年連続で日本人不在のオールスターとなるのか否か。寂しい夏にはしてほしくない。
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