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大谷翔平、ドジャース入りで大きく進化した数字とは!? エンゼルス時代との”最大の変化”は…?【コラム】

2024/09/15

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この1年で飛ばす技術が大成長!?

 『Baseball Savant』のデータをもとに、コース別にみたスイングに対するバレル(一定の速度・角度を満たす打球)、ハードヒットの割合の推移を以下に示す。
 
 真ん中のコースについてみると、ドジャース移籍後の2024年は、2021~2023年の平均に比べ、バレル率が9ポイント、ハードヒット率が15ポイント上昇した。2024年は4割以上をハードヒットにしている。
 
バレル(一定の速度・角度を満たす打球)、ハードヒットの割合の推移
 
 他のコースについてみると、外角高めのボール球でハードヒット率が9ポイント上昇したのが目立つ。一方、ストライクに関しては、インコースの真ん中や低めでハードヒット率が5~6ポイント上昇しているほかは大きな変化はみられない。ただし、後記のように、2021~23年の間でも変化が大きいコースも見られる。
 

 
 以下、真ん中や外角高めのストライクの変化の詳細を示す。直近1年間では、真ん中のバレル率は倍に近い上昇を示し、ハードヒット率も大幅な上昇を示した。
 
 なお、2023年は、外角高めのストライクのバレル率が、過去2年の傾向とは異なる大幅な上昇を見せ、一時的に20%に達した。
 
スイングに対するバレル率の推移
 
スイングに対するハードヒット率の推移

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