ドジャース、新加入の大物・スネルに”不評”も!? マイナス評価が集まる理由とは…?【コラム】
2025/01/20 NEW
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ロサンゼルス・ドジャースは今オフ、ブレイク・スネルと契約を結んだ。しかし、様々な媒体上では、スネルは制球力が低いなどのマイナス論評を多く受けている。これまでのキャリアでサイ・ヤング賞を2回受賞と実績充分の先発左腕だが、何故そのような評価が集まっているのか。今回は、スネルの投手能力について分析した。(文:Eli)
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2025シーズンからドジャースでプレーするブレイク・スネルだが、様々な媒体で「耐久性が低く」、「制球力がない」という評価を受けている。特に「制球力がない」と言う点は興味深い。
なぜスネルは制球力に良い評判がないにもかかわらず、予算にシビアなタンパベイ・レイズが大型契約をキャリア初期に結び、今オフにドジャースから1億ドル超の契約をもらえるほどの投手になったのだろうか。
先ずスネルは本当に「耐久性が低い」のだろうか。2020~2024年スパンにおける合計イニング数を並べると、スネルは590.2回で球界全体16位に位置する。
また、スネルがデビューした2016年まで範囲を広げると1096.2回で全体14位に浮上する。スネルより多いイニングを投げている投手はほとんどがワークホース(ケガが少なく頑丈で、長いイニングを投げてくれる投手)として有名な投手が多く、このメンバーの近くにいるならスネルは年間を通し計算できる投手と呼んでも良いだろう。
確かにスネルは毎年180イニングを投げるような投手ではない。しかしこれだけ長期離脱が続出している現代MLBにおいて、毎年少なくとも100イニング以上を投げている点は頭に入れておくべきだろう。