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【MLB】イチローのオプション行使は確実。「生きる伝説を若い選手たちに見せるだけでも価値がある」

地元紙の振り返りで今オフの課題の一つとして取り上げられたイチローのオプション行使。フィールドでの活躍に加え、クラブハウス内でも評判が高く、イチローが来季もマーリンズでプレーすることは確定的だ。

2016/10/05

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グラウンドでは好パフォーマンス

 今季見事に復活を果たしたイチロー、来年もマーリンズのユニフォームを着てプレーするのは間違いなさそうだ。現地3日、マーリンズの地元マイアミの地元紙である『Sun Sentinel』は今シーズンの振り返り記事を掲載。「今オフやるべきこと」の一つとしてイチローのオプション行使をあげた。

Ichiro Suzuki’s $2 million team option for 2017 seems like a no-brainer. He is productive in the field and liked in the clubhouse, not to mention the sea of opportunities he represents to the marketing department. He hit .291/.354/.376 this season ? about league average ? while making double-digit starts in all three outfield spots (while mostly playing right).
イチローの200万ドルチームオプションを行使するかどうかは考える必要もないだろう。彼はグラウンド上での生産力に優れるし、クラブハウスでも好かれている。またそれに加えてマーケティングの面でもチームを象徴する1人でもある。イチローは今シーズン外野3ポジションでそれぞれ10試合以上(最も多く守ったのはライト)に先発しながら、リーグ平均近い.291/.354/.376のスラッシュラインをマークした。

 昨年のシーズン終了2日後にマーリンズとの契約延長が発表されたイチロー。契約内容は1年200万ドル、翌2017年は同額の球団オプションがつくというものだった。オプションが行使されなければ、今オフ再びFA市場に出ることとなるがその可能性はないだろう。

 昨シーズンは153試合に出場も打撃面ではほとんどの指標で自己ワーストを叩いたイチローだが、今季は復調。143試合に出場し、打率.291,OPS.730を記録。また四球率はメジャー移籍後では自己2位、打球速度やラインドライブ率も全盛期に近い数字に戻っている。

 守備でも昨年同様に外野3ポジションをこなしたうえ、575.1イニング守備に就き、守備防御点は+6。バットだけでなく、グラブでもチームに貢献していた。また今季はメジャー通算3000本安打を筆頭に数々のマイルストーンに到達したイチロー、経営面での貢献も小さからぬものがあったはずだ。

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