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【MLB】「同タイプのイチローがすでに証明」アストロズ青木宣親、年齢による衰え懸念も数字を残す巧打者と期待

今オフ積極的な補強を進めるアストロズにあって、青木宣親は準レギュラーとしての活躍を期待されている。

2016/11/23

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高い打撃技術を評価

 青木宣親が加入したヒューストン・アストロズは、このオフもっとも積極的に補強を進めている球団のひとつだ。米スポーツサイト『SBネーション』では、その新戦力を分析・評価している。

 アストロズは、今季2年連続のポストシーズン進出が期待されたが、開幕から出遅れその後盛り返すも9月下旬には息切れ。ワイルドカードには5ゲーム差で、失意のシーズンを終えた。同球団のジェフ・ルーノーGMは、オフの補強課題として「捕手と外野手」を挙げた。そして、その言葉通りに、外野にはマリナーズからウェーバーで青木を獲得し、FAのジョシュ・レディックと4年総額5200万ドルで契約。捕手には、つい先日若手有望株との交換でヤンキースからブライアン・マッキャンを迎え入れた。さらに、FAの右腕チャーリー・モートンを2年1400万ドルで獲得し、先発ローテーションをテコ入れしている。

 その中で青木への期待度はどうだろう。

His power and stolen base numbers will not pop any eyes, but his contact-oriented approach at the plate will drive a strong batting average and on-base percentage.
(来季は35歳ということもあり)彼のパワーと盗塁数がこれ以上跳ね上がることはないだろうが、コンタクト重視の打撃スタイルで良好な打率と出塁率を残すだろう。

 青木は今季、前半戦は不調でマイナー降格も味わったが、球宴以降は打率.339、OPS.890と奮起した。4本塁打中3本は9月に放っている。年齢的な衰えの懸念はあるものの、その打撃技術は高い評価を得ているようだ。そして、「加齢」の影響に関しても、同サイトはユニークな視点で捉えている。

However, Aoki’s contact-first approach is one that should age better than a hitter who relies mostly on the long ball. His own countryman Ichiro Suzuki is an example of how a similarly profiled (if unquestionably better credentialed) player can continue providing value late in his career.
しかしながら、青木のような巧打者タイプは、パワーヒッターに比べ年齢的な衰えは緩やかなものであるはずだ。似たタイプのイチローが好例で、(イチローのほうが優れていることは間違いないが)キャリアの終盤にありながらその価値を発揮している。

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