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「田中将大はもうWBCを堪能したはず」侍JAPAN有力候補も、地元メディアは故障のリスク考え、招集を望まぬ声

2016/12/03

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日本人投手でも最高クラスの選手の1人

 現地アメリカでは注目度が低いと言われるWBCだが、ファンにとってアメリカ代表はともかく自球団から出場する選手は気になるものだ。

 ヤンキース系のニュースを扱う『RIVER AVE BLUE』も「17年のWBCでプレーする可能性があるのはベタンセスだけではない」と題して、ヤンキースからWBC出場可能性のある選手を特集。田中将大も取り上げられている。

 前回大会ではメジャーリーガーを1人も招集せずNPB所属選手だけでWBCに臨んだ日本代表だが、その前の2大会はいずれもメジャーリーガーが参加。
 第1回大会ではイチローと大塚晶則、第2回大会ではイチロー、松坂大輔、城島健司、岩村明憲、福留孝介がメンバー入りした。

If Japan does want current MLB players, Tanaka figures to be near the top of their list. He’s one of the best pitchers in baseball and on the very short list of the best Japanese-born pitchers on the planet.
もし日本代表が今回メジャーリーガーを招集するとすれば、田中はその筆頭となるだろう。彼は球界でも最高の投手の1人であり、日本生まれの投手の中で最終候補となりうる存在だ。

 2013年には24勝0敗という奇跡的な記録を残し、楽天の日本一に貢献した田中。メジャー3年目となる今シーズンは、自己最多となる199.2イニングを投げ抜き、チームトップの14勝、リーグ3位の防御率3.07を記録した。

 勝利数は16勝の岩隈久志と前田健太に及ばなかったものの、イニング数と防御率は今季の日本人メジャーリーガーではトップだ。記事でも述べられている通り、メジャーリーガーを含む現役日本人投手の中で最高のスターターの1人であることは疑いようがない。

 ブライアン・キャッシュマンGMも田中が参加の意思を見せた場合は、出場を止めないことをシーズン終了後に明言しており、本人に参加の意思があれば有力候補の1人となることは間違いない。

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