【MLB】2017年オフの去就は? 田中将大の残留はローリスクな選択
来季オフの移籍が噂されている田中将大。今季の活躍で市場価値が上がり、もしも契約破棄をすれば来季オフの目玉に。来季の活躍次第では、今以上の大型契約を手に入れることも、現状維持でヤンキースに残留することも可能であり、ますます状況が読めなくなってきている。
2016/12/25
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残留か、移籍か
『SNY.tv』のクリス・カレッリ記者は、田中の市場価値について以下のように言及している。
“If Tanaka turns in another strong season in 2017, he would certainly warrant conversation in the $28 million per season vicinity. Depending on the length of the contract, Tanaka could be set to earn $140-to-168 million across five or six seasons based on a $28 million average annual value. “
もし、田中が2017年に良いシーズンを過ごせたら、彼は2800万ドルの年棒についての交渉をヤンキース球団と当然にすることになるだろう。彼の契約の期間によると、田中は1億4000万~1億6800万ドルを5~6年で稼ぐこととなる。それは2800万ドルが彼の平均的な価値であるということに基づいている。
年棒2800万ドル(約32.8億円)というと、MLB界でもエース格の投手が手にする年棒である。そして、それが今の田中の市場価値であると言及している。
今オフに続いて2017年オフもFA市場に出回る先発投手は少ないと見られている。
目玉となり、田中と肩を並べるレベルと見られているのは、2015年のサイ・ヤング賞投手のジェイク・アリエッタ、レンジャーズのダルビッシュ有、ポスティング移籍の可能性がある大谷翔平といった程度である。
そのため、現在の契約を破棄して新たに大型契約を結ぶとなれば、上述した年2800万ドル以上の価値が田中につけられる可能性が高い。
しかし、来季にケガや不振で評価を落とした場合は、もちろん価値も下がる。その場合には、ヤンキースとの契約をそのまま継続し、契約満了となる30代前半に新たな契約を結べば良いため、田中にとって残留はローリスクな選択肢となっている。
田中の去就については様々な憶測が流れているが、果たしてどうなるのだろうか。
来オフの状況を左右すると思われる来季の活躍から、今まで以上に目が離せない。
<出典>
Should Yankees begin extension talks with Masahiro Tanaka? by Chris Carelli in sny.tv on Dec.23