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【MLB】エンゼルス先発右腕が上腕二頭筋の痙攣で緊急降板。昨季はトミー・ジョン手術回避

2017/04/06

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 オークランド・アスレチックス対ロサンゼルス・エンゼルスが、5日(日本時間6日)にオークランド・コロシアムにて行われ、エンゼルス先発のギャレット・リチャーズが試合途中で右上腕二頭筋の痙攣を訴えて降板するアクシデントが起こった。
 
 開幕カード3戦目となった試合は、序盤からエンゼルスが主導権を握る。2回1死一、二塁から7番のアンドレルトン・シモンズがタイムリーヒットを放ち先制すると、続く8番のダニー・エスピノーサも2点タイムリーヒットでこの回3点を挙げた。
 
 5回には1死一、三塁のチャンスで3番のマイク・トラウト、4番のアルバート・プホルスが連続タイムリーヒットを放つなど、主軸から快音が聞かれ5-0とリードを広げた。
 
 しかし、その裏の守備でアクシデントは起こった。ここまで4回無失点と順調に投球していた先発のリチャーズが、2死一塁で迎えたマット・ジョイスに対して初球のストレートを投げた直後に右腕の痙攣を訴え、大事をとって降板した。降板する際には上腕二頭筋を何度も触りながらベンチへと下がっていった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、リチャーズは「ちょっと筋肉がこわばったが、心配ない」と話しており、マイク・ソーシア監督も今後MRI検査を受ける予定はないと明かした。
 
 リチャーズは、昨年5月に右肘側副靭帯損傷と診断されたが、再建手術(トミー・ジョン手術)には踏み切らず、幹細胞療法による治療を続け、その後のシーズンを全休していた。
 
 なお、試合はエンゼルスがそのままリードを守って5-0で勝利。開幕カード3連戦を2勝1敗と勝ち越した。