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【MLB】MLBに二刀流が登場!?救援投手が代打で決勝本塁打を放つ

2017/04/07

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 6日に行われた、シンシナティ・レッズ対フィラデルフィア・フィリーズの試合で決勝本塁打を打ったのは、代打で登場した救援右腕のマイケル・ロレンゼンだ。
 
 4対4の同点で迎えた6回裏2死、ロレンゼンは9番投手の打順に代打として出場する。「直球を狙って行った」とインタビューに答えたロレンゼンは、3-1からモーガンが投じた92マイル(約148キロ)の速球をフルスイング。ボールはセンター方向へぐんぐん伸びていき、スタンドイン。勝ち越しとなるソロ本塁打を記録した。
 
 投手の代打本塁打は、同じくレッズで2009年にミカ・オーウィングスが記録して以来のことだった。
 
 実はロレンゼン、大学時代はクローザーと外野手の二刀流だったのである。3年時にはクローザーとして22試合で3勝0敗19セーブ、防御率1.99を記録。外野手としては61試合で打率.335、7本塁打、54打点を打っていたのだ。
  
 また、前日には最速98マイル(約158キロ)の直球を投げ、ホールドを記録し、今シーズンはすでに2試合に登板している。開幕戦では99マイル(約159キロ)の直球も記録した。救援投手としてもかなりの実力である。
 
 ちなみにロレンゼンの本塁打はこれが3年のキャリアで2本目である。昨シーズンは救援投手として登板し、その後の打席で本塁打を放っている。
 
 試合後にロレンゼンは「自分が二刀流をできると言っても、誰も真に受けてくれない。でも、自分は信じているんだ」とインタビューに答え、「いつでも準備はできているから、どのような形でもいいから使って欲しい」とお願いした。
 
 投げては最速99マイル、打っては本塁打。大谷翔平の先にMLBを代表する二刀流投手が現れたかもしれない。