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【MLB】「大谷に次ぐ最高の選手」キューバの19歳、超有望株がMLBの舞台へ

2017/04/21

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Getty Images



 MLBは20日(日本時間21日)に、元キューバ代表のルイス・ロベルト外野手をFAとして発表した。ロベルトは、今季の海外選手の中で北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手の次に有望な存在と各球団から見られている注目の選手である。
 
 現在19歳のロベルトは、MLBのスカウトが15歳の時から存在を追いかけていた逸材である。190センチの長身で走攻守に優れたロベルトは、キューバ国内で昨季は52試合で、打率.393、12本塁打、39打点、11盗塁を記録した。
 
 また、2015年にはキューバ代表としてU-18のワールドカップに来日。打率.406を記録し、現オリックス・バファローズの佐藤世那投手や、千葉ロッテマリーンズの平沢大河内野手と並び、大会のオールスターに選出された過去も持つ。
 
 ロベルトに関して、あるアメリカン・リーグのスカウトは「誇張なしで、地球上で最高の選手」と評価する。また、ナショナル・リーグのスカウトは「大谷翔平が海外選手の中ではベスト。彼はエースであり、ヒットも打てて別の生き物だ。しかし、ロベルトは大谷の次に良い選手であるのは間違いない。それくらいすごい選手だ」と話す。
  
  MLBの球団と契約するために、現在ハイチに拠点を置いているロベルト。今季から導入される海外FA選手へ対する新しい労使協定が施行される7月2日以前に、彼を獲得する権利があるチームの争奪戦が始まりそうだ。MLBの慣例として、キューバ人選手のFAが解禁されてから1ヶ月間はいわゆる品定め期間となり、どこのチームとも契約は出来ない。