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【MLB】前田健太、今季6勝左腕の復帰受け一時的な先発ローテ落ちの可能性を地元紙示唆

2017/06/08

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 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手は、4日(日本時間5日)のミルウォーキー・ブリュワーズ戦に先発登板したが、4回2失点で今季3敗目を喫した。
 
 前田は2試合連続で4回しか投げ切れておらず、長いイニングを投げ切るという昨季からの課題を解決出来ていない。そして、今季のドジャースは先発投手が豊富であり、5回を投げ切れず精彩を欠いている前田がローテーションから外れる可能性が出てきている。
 
 地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」では、ここまで10試合に登板し、6勝0敗、防御率1.69と好成績を残しているアレックス・ウッド投手の復帰を受け、前田が一時的に先発ローテーションから外れる可能性を示唆した。
 
 同紙のアンディ・マッカラー記者は記事内で「前田は一時的に先発ローテーションから外れる可能性がある。彼は直近2試合で4回までしか投げ切れていない。先発枠を争う柳賢振の方がローテーションでの地位は上のように思われる」とコメント。そして、前田と柳よりも優秀な成績を残しているウッドが優先的にローテーション入りすることを示唆している。
 
 柳は前回登板で勝敗こそつかなかったが、6回1失点と好投。ケガから復帰した今季は2勝6敗と未だ本調子ではないが、2013年には30登板で192イニング、2014年には26登板で152イニングと、平均して6回近くを投げ試合を作ってきた実績がある。
 
 昨季の前田は32登板で175.2イニングと、1登板あたり5回近くのイニングしか稼げていなかったこともあり、イニングを稼ぐという意味でも柳の方が高評価となっているようだ。
 
 ドジャースの先発ローテーションで、ブランドン・マッカーシー投手と共に数少ない右腕となっている前田健太。先発陣が充実しているだけに、良い結果を残してローテーション争いで生き残りたいところだ。