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【MLB】マー君、8回途中3失点粘投も9敗目 ヤ軍は90試合目で今季初の完封負け

2017/07/17

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 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、16日(日本時間17日)に敵地でのボストン・レッドソックス戦のダブルヘッダー第2試合に先発登板し、7回2/3を8安打、無四球、9三振、3失点で9敗目(7勝)を喫した。
 
 この日のダブルヘッダー第1試合はヤンキースが3-0で勝利。田中にとってレッドソックスの本拠地のフェンウェイ・パークは4月27日にわずか97球で完封勝利を果たした地で、レッドソックスを相手にチーム3連勝を狙う。
 
 その田中は、初回、2回と三者凡退に抑えるが、3回に1死から初安打を打たれると、2死一塁として1番・ベッツに甘く入ったスライダーを完璧にとらえられ、場外へと消える2ランを被弾。この回までは完璧に抑えていただけに痛い一撃となった。
 
 4回は先頭のペドロイアに安打を打たれるも無失点に抑える。5回も先頭のブラッドリー・ジュニアにグリーンモンスター直撃の二塁打を浴びるが、後続を抑え失点を許さなかった。
 
 しかし、6回も再び先頭のベッツを安打と失策で二塁に進めると、1死三塁からペドロイアに三塁手・トレイエスのグラブの下を抜ける左前適時打を放たれ、3失点目を喫してしまう。さらに、モアランドにも左前安打を打たれ、再度ピンチを迎えるが、ラミレス、ウラッドリー・ジュニアを連続三振に抑え、なんとか1点で凌いだ。
 
 一方のヤンキース打線はレッドソックス先発のプライスに完璧に抑えられ、7回まで無得点。8回表には1死一塁からジャッジが中堅方向への本塁打級の打球を放つが、中堅手ブラッドリー・ジュニアがジャンプして奪い取るスーパープレーに阻まれ田中を援護できず。
 
 田中は8回裏も続投し、先頭のベッツに安打を打たれ、今季最多タイの112球目で2死としたところで交代。この日の田中は7回2/3を8安打、無四球、9三振、3失点で終えた。
 
 試合は、9回表にヤンキース打線がキンブレルを相手にチャンスを作るも得点を奪えずにヤンキースが0-3と90試合目で今季初の完封負けを許し、田中には自己最多を更新する9敗目が記録された。
 
 一発は打たれたが、粘りの投球で先発投手の役割を果たした田中。後半戦の幕開けを白星で飾ることはできなかったが、状態の良さはなんとか見せることができた。