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【MLB】秋信守、9回裏2死満塁で落球し、レ軍サヨナラ負け サングラスかけるも太陽に勝てず「途中で見失った」

2017/07/17

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 テキサス・レンジャーズのダルビッシュ有投手が先発投手を務めた、16日(日本時間17日)に敵地で行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦の決着のつき方は劇的だった。同点で迎えた9回裏にロイヤルズのケインが2死満塁から右翼へスライス気味の飛球を打ち上げるも、左翼手・秋信守が太陽でボールを見失い落球。そのままサヨナラとなった。
 
 この日はダルビッシュが6回2/3を8安打、3失点(自責2)に抑え、試合を作ると、ロイヤルズ先発のケネディーも好投。試合は8回表にレンジャーズがソリアから1点を奪い、同点として9回に突入した。
 
 3-3と同点で迎えた9回裏。レンジャーズ4番手のグリーリは先頭のエスコバーに右前安打を許すと、続くゴードンには四球で無死一二塁。その後1死からメリフィールドに死球を与えて満塁とすると、ボニファシオを三振に打ち取り、2死満塁とする。
 
 そして3番・ケインを2-1から右翼方向への飛球に抑え、サヨナラのピンチを脱したかに思えた。しかし、その飛球が途中で太陽と重なり、右翼手の秋はサングラスをかけていたがボールを見失ってしまう。秋は落下点には入ったものの打球はグラブに当たりフィールドに落下(記録は単打)。まさかのサヨナラ打となってしまった。
 
 ちなみに、秋は前日に0-0で迎えた9回表に勝ち越し打を放ち、ヒーローとなっていたがこの日は一転し、最悪の結果となってしまった。
 
 試合後、記者からのインタビューに答えた秋は、「最初はボールが見えていたが、途中で見失った」として、「スプリングトレーニングから太陽の下での捕球は練習しているので、一直線に飛んでくる球や普通のフライなら捕れるチャンスがあったかもしれないが、ボールが動いていたので難しかった」と語った。
 
 今季の秋は、打率.247、12本塁打、43打点、7盗塁の成績。今季は守備ではすでに3つの失策を犯しているが、5補殺を記録している。