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【MLB】アストロズの選手達が試合前に葬儀に参列? 大ベテランのグラブを葬る

2017/07/18

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Getty Images



 ヒューストン・アストロズのカルロス・ベルトラン外野手(40)はMLBを代表する中堅手の一人だった。2006年から2008年にかけては外野手部門でゴールドグラブ賞を獲得。広い守備範囲と強肩で大活躍していた。しかし、40歳になった今季、外野手としての出場機会は激減。5月16日以来、外野手として試合に出場していない。そこで、チームは17日(日本時間18日)の試合前に彼のグラブのために葬儀を行い、ベルトランのグラブとお別れをした。
 
 アストロズは、外野手のポジションに、ジョージ・スプリンガー、ジョシュ・レディック、青木宣親、マーウィン・ゴンザレス、ジェイク・マリスニックと控えを含めて5人の外野手がいるので、ベルトランが外野の守備に就くことはほとんどない。そのため、チームは偉大な外野手であるベルトランのグラブのために「葬儀」を執り行うことを決めたようだ。
 
 シアトル・マリナーズとの試合前にアストロズの本拠地であるミニッツ・メイド・パークの中堅のポジションに集まったアストロズのメンバーは、用意された3つのお墓の前でベルトランのグラブのために執り行われた「葬儀」に参列。ブライアン・マッキャン捕手が司祭となり、式が進められた。
 
 「葬儀」が終わった後、ベルトランはMLB公式サイトのインタビューに答え、「とても良かったよ。チームメイトの皆と楽しんだ。これこそがチームがあるべき姿だね。たくさん笑わせてもらった」と楽しんだ様子で語ったという。
 
 「僕のグラブが引退するのかどうかは分からないけどね。これからも毎日の練習には持っていくつもりだ」
 
 今季のベルトランは外野手としては9試合に出場。試合出場のほとんどが指名打者としてで、打率.231、11本塁打、35打点を記録している。
 
 この日の試合前までに62勝30敗とア・リーグ西地区で2位に16.5ゲーム差をつけ独走中のアストロズ。チーム状態の良さを感じることができる一幕となった。