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【MLB】ド軍に悲報、カーショウDL入りへ 絶対にダルビッシュを獲得したい状況に

2017/07/24

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Getty Images



 ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウ投手が23日(日本時間24日)に本拠地でアトランタ・ブレーブス戦に先発登板するも、腰の張りによって2回で緊急降板。試合後にドジャースのデーブ・ロバーツ監督はカーショウが10日間の故障者リスト入りをさせる予定であることを明かした。
 
 カーショウは昨季も腰痛でおよそ2ヶ月半もの間、戦列を離れていたが、今季はこの日までに21試合に登板し、15勝2敗、防御率2.04、168三振という圧倒的な成績を残し、ドジャースの独走の立役者となっていた。
 
 「フラストレーションがたまるよ。健康でいるために数え切れないくらいの時間を腰のメンテナンスとリハビリに費やしてきて、この日まではとても快調だった。本当にフラストレーションがたまる」とカーショウは試合後に語った。
 
 また、MLB公式サイトによるとロバーツ監督は、「彼はウォームアップの時点では何も異変を感じていなかった。彼が今日感じた痛みはヘルニアによるものではなく、もっと筋肉系統の痛みだと思う。検査しないと分からないが」とインタビューに答え、故障者リスト(DL)入りをさせる予定だと明かした。
 
 ドジャースはこの日の終了時点でMLBトップの68勝31敗、勝率.687と地区2位のコロラド・ロッキーズに10ゲーム差をつけ独走状態だ。しかし、カーショウの離脱となれば、ロッキーズに一気に詰め寄られる可能性まで存在する。
 
 そこで、白羽の矢が立てられるのはもちろんテキサス・レンジャースのダルビッシュ有投手だ。この日の試合前にはドジャースがダルビッシュ獲得に関して「強い関心」と報じられていたが、カーショウが離脱となると「絶対に必要」という状況となる。
 
 また、ドジャースとしてもポストシーズンは苦手ではあるが、世界一に向けては万全の体調のカーショウに投げてもらう必要があるので、レギュラーシーズンはこれ以上無理をせずにこの日で終了という可能性まで存在する。すると、エース級の補強をしてカーショウの穴を埋めつつ、シーズンを最小限の負け数で戦い抜く必要が出てくる。
 
 カーショウの緊急降板とDL入りで一気にダルビッシュをめぐる争奪戦が加速することになるだろう。他にもヤンキース、カブス、アストロズ、ブリュワーズなどがダルビッシュに熱視線を送っていると報じられているが果たしてどうなるか。トレード期限まで約1週間と迫っている中、各チーム、カーショウ、そしてダルビッシュの動向から目が離せない。