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【MLB】タイガースVSヤンキースの大乱闘・報復合戦で計12名が処分。5名は出場停止処分に

2017/08/26

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 米国・大リーグ機構は25日(日本時間26日)、24日に行われたデトロイト・タイガースとニューヨーク・ヤンキースの一戦で起こった大乱闘・報復合戦への処分を発表した。なお、処分には異議申し立てが可能であり、申し立ててから処分が確定するまでは試合の出場も可能となっている。
 
 この試合の4回、タイガース先発・フルマーがこの試合本塁打を放っていたサンチェスに死球を与えたことが発端となり、6回にはヤンキースの3番手・ケインリーがタイガースの4番・カブレラの背後を通過するボールを投じる。この1球が報復の危険球とみなされ、ケインリーは警告もなしに退場。ジラルディ監督もベンチを飛び出し、怒りを露にして抗議したが退場処分に。
 
 その後、ヤンキース4番手・チャップマンが登板し試合再開になると思われたが、カブレラとヤンキースの捕手・ロマインが口論に。そして、激昂したカブレラがロマインを突き飛ばし両軍入り乱れる大乱闘に発展。ここでカブレラとロマインは退場となった。また、大リーグの乱闘ではベンチにいる選手は全員参加という不文律があるため、田中将大投手も乱闘に参加するハメとなった。
 
 その後も死球合戦は止まらず、7回にはヤンキース5番手・ベタンセスがタイガースのマッキャン捕手のヘルメットに死球を与え、ベタンセスとトンプソンベンチコーチが退場。8回にもタイガース3番手・ウィルソンがフレイジャーに死球を与え、オースマス監督と共に退場となるなど、計8名が退場する大騒動となった。
 
 試合はタイガースが10-6で勝利したが、悔恨が残る一戦となってしまった。また、ヤンキースは主力捕手が2名とも出場停止処分を受けてしまったため、異議申し立て後に処分が確定したら3Aから選手を呼び寄せる必要に迫られている。
 
 以下、処分が発表された12名となる。
 
<タイガース>
ミゲル・カブレラ内野手 7試合出場停止
アレックス・ウィルソン投手 4試合出場停止
ブラッド・オースマス監督 1試合出場停止
ホセ・イグレシアス内野手  罰金
 
<ヤンキース>
ゲーリー・サンチェス捕手 4試合出場停止
オースティン・ロマイン捕手 2試合出場停止
トミー・ケインリー投手    罰金
ブレッド・ガードナー外野手  罰金
クリント・フレイジャー外野手 罰金
ギャレット・クーパー内野手 罰金
ジョー・ジラルディ監督  罰金
ロブ・トンプソンベンチコーチ  罰金