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【MLB】エンゼルス、ア・リーグ新記録の1試合12投手を起用 延長11回の接戦を制す

2017/09/05

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 ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムが、4日(日本時間5日)に敵地で行われたオークランド・アスレチックス戦で、ア・リーグ記録となる12人の投手を起用して、延長11回の試合を制した。
 
 この日のエンゼルスは先発のブリッドウェルが不調。初回に4点を失うと、3回と4回にも失点し、4回途中でノックアウト。チームもアスレチックス投手陣を相手に4回までに8点を獲得したが、役割を果たせずに降板した。
 
 ここからエンゼルスの継投策が始まる。2番手・チャベスが1回を無失点に抑えると、5回には1死も取れずに、パレデスと、グーカが降板。5番手・ラミレスがこの回を抑え、6回にはベドローシアンが登板。1回を無失点に抑えると、続くペティットが2回を1安打の好投で8回を終了した。
 
 そして、9回裏、エンゼルスが9-7と2点をリードした場面で、現在抑えを務めているパーカーがマウンドへ上がる。しかし、パーカーが2死二塁からオルソンに同点の2ランを浴び、試合は延長戦へ突入する。
 
 延長10回にサラスが三者凡退で抑えると、11回にエンゼルスがカルフーンの適時打で2点を勝ち越し。このまま逃げ切りたいエンゼルスだったが、登板した10番手・スクリブナーを1死から安打を打たれたところで諦め、アルバレスに交代。しかし、そのアルバレスも四球を与えると、さらに継投でこの日12人目のミドルトンを投入。ミドルトンが併殺打に抑え、エンゼルスが11-9で勝利した。
 
 1試合で12投手の登板はア・リーグ記録。MLB記録は15年9月にロッキーズが延長16回で13人の投手を使った試合だが、エンゼルスのソーシア監督は「さらに回が進んだら13人から14人の投手を使っただろう」と試合後に『AP通信』のインタビューで語ったという。
 
 なぜ12人の投手を起用できたのかというと、MLBでは9月にロースター枠が拡大する「セプテンバー・コールアップ」が行われているので、エンゼルスのベンチに入っていた投手の数が通常時よりも多かったからだ。
 
 12人の投手を起用して辛勝したエンゼルス。ワイルドカード出場に向けて負けられない試合が続く。