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【MLB】Rソックス・セール、300奪三振達成 チーム史上2人目&21世紀4人目の偉業

2017/09/21

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Getty Imegae



 ボストン・レッドソックスのクリス・セール投手が20日(日本時間21日)、敵地で行われたボルティモア・オリオールズ戦で今季の300奪三振を達成した。
 
 今季からレッドソックス所属のセールは、開幕から好調を維持。4月10日から5月19日にかけては8試合連続2桁奪三振のMLBタイ記録を樹立するなど、シーズンを通して安定して三振を奪ってきた。
 
 そして、迎えた20日。この日までにセールは30試合に先発、16勝7敗、防御率2.86、201回1/3を投げ、287三振と大台まで残り「13」としていた。
 
 試合はセールがいきなり2者連続三振でスタートすると、この日も持ち味のスライダーと直球が冴え渡り、7回まで4安打、12三振の快投。援護をしっかりもらい、迎えた8回2死にフラハーティーから内角のスライダーで見逃し三振を奪い、300奪三振を達成した。
 
 300奪三振達成はMLBでは15年のクレイトン・カーショウ(301奪三振)以来2年ぶり。21世紀に入ってからはランディ・ジョンソン(01年=372奪三振、02年=334奪三振)、カート・シリング(02年=316奪三振)、カーショウに次ぐ4人目の偉業となった。
 
 また、レッドソックスの選手としては99年のペドロ・マルティネスが313奪三振を記録して以来、18年ぶり史上2人目の達成となった。
 
 近代野球とされる1900年以降でも、300奪三振はノーラン・ライアンやサンディー・コーファックス、スティーブ・カールトンなど達成者は限られている。錚々たるメンバーの仲間入りを果たしたセールの今後の活躍からも目が離せない。