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【MLB】地区S進出のダイヤモンドバックスにサイン盗み疑惑浮上 試合中にコーチ兼通訳がアップルウォッチ着用

2017/10/06

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Getty Images



 4日(日本時間5日)に、コロラド・ロッキーズとのワイルドカードゲームを制したアリゾナ・ダイヤモンドバックスにサイン盗み疑惑が浮上している。
 
 米国紙「ニューヨーク・タイムズ」では、5日付でこの疑惑についての特集を掲載。
 
 記事では、ダイヤモンドバックスのアリエル・プリエトコーチ兼通訳がワイルドカードゲームの2回裏時点で「アップルウォッチ」を着用しており、同機器を用いてサイン盗みをした疑惑があると報じている。また、大リーグ機構もこの件については調査中だとコメントしている。
 
 今季、メジャーリーグではボストン・レッドソックスがアップルウォッチを用いて複数チームのサインを盗んでいたことが判明し、罰金処分が下されていた。大リーグ機構のロブ・マンフレッドコミッショナーもこの一件以降、違反行為が見つかれば厳罰を与えると明言している。
 
 プリエトコーチは「うっかりミスだった。アップルウォッチは試合に関する場面では使用していないし、この件が地区シリーズ前に問題とならないことを確信している」と話しており、サイン盗みはしていないことを強調しているが、レッドソックスの一件があっただけにすぐに疑惑を拭うことは出来なさそうだ。
 
 また、5日付の「スポーツ・イラストレイテッド」でも「もしあなたがMLBのコーチであるならば、すぐにアップルウォッチの着用をやめろ!」と疑惑を受けて提言している。
 
 祝勝ムードが一転、まさかの疑惑が浮上したダイヤモンドバックス。地区シリーズではナ・リーグ最高勝率をマークしたドジャースとの対戦が控えているが、果たして疑惑を払しょくするプレーを見せることはできるだろうか。