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【MLB】アストロズ、勝負の第6戦は投手陣総動員へ エース・カイケルは中1日登板の可能性も

2017/10/31

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 29日(日本時間30日)に行われたワールドシリーズ第5戦でロサンゼルス・ドジャースを延長10回の死闘の末に13-12で下し、球団創設56年目で史上初となる世界一へ王手をかけたヒューストン・アストロズ。
 
 投手陣は先発のカイケルが4回途中4失点で降板したのを筆頭に12失点と振るわなかったが、打線が5本塁打と大爆発。ドジャースの絶対的エース・カーショウ、ポストシーズンでは無失点が続いていた前田健太、守護神のジャンセンを攻略し、ドジャースに手痛い黒星を与えた。
 
 MLB公式サイトは、決戦を前に30日(日本時間31日)付で特集を掲載。悲願の世界一まであと1勝に迫ったアストロズは、敵地で行われる第6戦・第7戦は先発投手もブルペン陣で待機し、総力戦でドジャースに立ち向かうようだ。
 
 第6戦はアストロズがジャスティン・バーランダー、ドジャースはリッチ・ヒルが先発予定。バーランダーはある程度イニングを稼ぐことが計算できるが、アストロズのヒンチ監督はリードしている場合は惜しみなく投手をつぎ込んで27個のアウトを奪っていく方針のようだ。
 
 記事によると、アストロズの救援陣は今季のポストシーズンで53イニングを投げて47安打(13本塁打を含む)を浴び、防御率は5.94と振るっていない。そして、ワールドシリーズでは19イニングで防御率7.58とドジャース打線を抑えきれていない。
 
 そこで、アストロズは第4戦で7回途中1失点と好投したチャーリー・モートン、第3戦でロングリリーフを見せたブラッド・ピーコックをブルペンに待機させる。そして、状況によっては中1日でエースのダラス・カイケルや第7戦の先発登板が予定されているマッカラーズの投入も辞さない覚悟のようだ。
 
 第5戦まで終了し、両軍合わせて22本塁打が飛び交うなど打撃戦が多くなっている今季のワールドシリーズ。アストロズも打線が強力なだけに、勝負の一戦となるこの試合こそは好投を見せ、悲願のチャンピオンリングを掴みたいところだ。