データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)





今季は成績不振に終わった韓国人メジャーリーガー。母国メディアも厳しい評価

2017/11/16

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , , ,



 今季、投打で振るった成績を残すことができなかった韓国人メジャーリーガー。
 
 シーズン開幕前にはパイレーツの姜正浩が飲酒運転などにより米国での就労ビザを取得できず、メジャー40人枠からも外されて今季は出場なしに終わってしまい、今後も米国で野球をできる見通しは全く立っていない。また、前阪神でカージナルスの呉昇桓も守護神として期待されたが、2年目の今季は1勝6敗20セーブ、防御率4.10と振るわず現在はFAに。
 
 昨季は95試合出場で打率.302を残したオリオールズの金賢洙も今季は深刻な不振に陥り、シーズン途中にはフィリーズにトレードへ。フィリーズでは出場機会も減少し、今季は2球団合わせて打率.231という成績でシーズンを終え、FAとなった。
 
 まだ契約が残っているドジャースの柳賢振も25登板で5勝9敗、防御率3.77と強豪のドジャースで光った成績を残すことができなかったが、レンジャーズの秋信守は149試合で打率.261、22本塁打、78打点、出塁率.357、OPS.780とベテランの意地を見せた。
 
 また、ジャイアンツ初となる韓国人メジャーリーガーとなった黄載鈞もメジャーでは結果を残せず、今月に早くもKTウィズと契約し、韓国球界復帰の道を選んだ。
 
 今季は振るわなかった選手が多い中「韓国中央日報電子版」では、16日付で今季の韓国人メジャーリーガーたちについての特集を掲載。今季でFAとなった多くの選手が韓国へ戻ってくると予測した。
 
 記事では、金賢洙を「驚くほどFA市場で注目を集めていない」と評し、最もKBOに復活する可能性が高いとしている。これについて金は「米国でプレーしたい気持ちはあるが、それは私が左右できることではない」と複雑な心境を明かしている。
 
 金が韓国球界復帰となれば、獲得に手を上げる球団もあると見られているが、古巣の斗山ベアーズが金を獲得する可能性は低いと見られており、日本球界でのプレーも選択肢の1つとして考える必要があるともしている。
 
 また、呉昇桓についても「年齢と今季のパフォーマンスを考えると、メジャー契約を勝ち取れるとは考えにくい」と厳しい評価を下している。しかし、呉は2015年オフに林昌勇と共にマカオで違法賭博に関与した影響で、韓国球界に復帰した場合にはシーズン公式戦の半分が出場停止になる。
 
 そのため、同記事では韓国球界に復帰するよりも米国でマイナー契約、もしくは日本のチームと契約を結ぶ可能性が高いとしている。呉は「私には多くの選択肢がある」と話しているが、新天地探しは難航しそうだ。
 
 ツインズとの契約が2年残っており、今季はメジャーでプレー出来なかった朴炳鎬も帰国の可能性が高いとしている。一方、今季はヤンキースのマイナーでプレーした崔志萬は来季もマイナーでプレーすることが予想されている。
 
 また、姜正浩に至っては名前すら触れられない有様となっており、米国だけでなく故郷の韓国でも信用を失ってしまっているようだ。
 
 昨季は金などの台頭で注目を集めていたが、今季は散々な結果に終わってしまった韓国人メジャーリーガー。近年はWBCなどでも結果を残せず、苦しい状況が続いているが、来季は活躍を見せることができるだろうか。

スポンサードリンク