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メジャー復帰模索中の巨人・マイコラスにアスレチックスも興味 過去に不振選手の”再生実績”も

2017/11/28

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 今季オフにメジャー復帰を視野に入れ、去就が注目され続けている読売ジャイアンツのマイルズ・マイコラス投手。28日にはスコット・マシソン、アルキメデス・カミネロ、ケーシー・マギーの3人が来季契約合意に至ったが、メジャー移籍を模索しているマイコラスの名前はなかった。
 
 先発1・2番手級の投手の移籍が確定していないため、先発4・5番手としての活躍が期待されているマイコラスの移籍が決まるにはまだ時間がかかると見られているが、メジャー球団の一部は日本で結果を残したマイコラスを高く評価。既にレンジャーズ、パドレス、ブリュワーズなどが獲得に興味を示してきたが、今度はアスレチックスもマイコラスの獲得に前向きな姿勢を見せてきた。
 
 米サイト「エスビーネーション」の26日(日本時間27日)付で「アスレチックスはFAとなっているマイルズ・マイコラスの復活にかけるべきだ」と題して特集を掲載。
 
 記事では、アスレチックスが長年不振に陥ってきた選手を復活させてきた例を紹介。現在はメジャー最年長となっているバートロ・コローン投手は2012年に自身6年ぶりとなる2桁勝利をマークして復活。2014年のスコット・カズミアー投手も7年ぶりに規定投球回に到達して15勝を記録。そして、今季はワールドシリーズにも登板した苦労人のベテラン左腕、リッチ・ヒルの復活もアシストした。
 
 そして、マイコラスについては「MLBに匹敵する選手を輩出するNPBで、マイコラスは変化し、成功を収めて支配的な投球を見せるようになった」と、日本球界移籍後の成長を評価。以前はメジャーリーグで結果を残すことが出来なかったが、NPBで成長したことで、かつて所属していた選手たちのように開花する可能性は大いにあるとしている。
 
 同記事では30歳8か月でNPBから出戻りを果たしたコルビー・ルイス(前広島)、32歳と9か月でメジャーに復帰したトニー・バーネット(前ヤクルト)の例を紹介。マイコラスは11月28日現在で29歳3ヶ月と彼らに比べると若く、今後の活躍も期待できると評している。