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米国で大谷にエース級の評価「メッツの速球派エースにも匹敵する力強いピッチング」

2017/11/30

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 今季オフにポスティングシステムを用いたメジャー挑戦を表明している日本ハム・大谷翔平。メジャー30球団で争奪戦の様相が呈されており、米国でも注目度が非常に高まってきている。
 
 米サイト「スポーツネット」では29日(日本時間30日)付で大谷についての特集を掲載。米国「ESPN」のキース・ロウ氏は記事内で大谷について「少なくとも速球とスライダーはメッツの速球派エースであるノア・シンダーガードに匹敵し、彼のように力強いピッチングをする」と評した。
 
 シンダーガードは2016年に平均球速97.9マイル(約157.6キロ)を記録したメジャー屈指の速球派先発右腕であり、メッツの若きエースとして君臨。今季は故障で不本意なシーズンとなったが、来季以降の復活に期待がかかる剛腕だ。そして、大谷は衝撃的なデビューを果たしたシンダーガードに匹敵する逸材と評価されているようだ。
 
 また、ロウ氏は「平均以上の速球、スライダー、スプリッター、そしてカーブとチェンジアップを駆使する一方、制球力にはやや問題を残している。でも、素質は十分なだけにメジャーでナンバーワンの投手として開花する可能性は大いにある」とも評し、14勝9敗、防御率2.60を記録したメジャー2年目のシンダーガードのような成績を残すと予想している。
 
 同記事では大谷の打撃面についても言及。「打撃面でも稀有な才能を有している大谷だが、日本でも1年を通して野手出場を続けたシーズンがない。その影響で、成長の糧となる打席に立つ機会を失ってしまっていた。また、今のスイングでは500打席に立つ前に故障する可能性もあるが、米国に来てからは上手く調整してくれることだろう」と故障に不安を感じてはいるものの、修正能力の高さも期待されているようだ。
 
 また、大谷を獲得したチームは、中5日での投手登板と野手出場を続けるために、良好なコンディションを保つ努力を続ける必要があるとしている。500打席に立ち、先発ローテーションを守るのであればほぼ全試合に出場しなければならないため、休養を含めたスケジュール調整も重要となることは間違いない。