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「ショウ・タイム:大谷追跡戦が開幕」交渉解禁で各球団がアピール合戦繰り広げる

2017/12/03

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 北海道日本ハムファイターズは2日、大谷翔平投手のポスティング申請手続きを行ったことを正式に発表した。
 
 旧ポスティングシステムは10月末に失効していたが、11月に新制度が日米間で合意に至り、12月1日にMLBのオーナー会議で承認されて申請が可能となった。なお、今年は旧制度が適用され、来年からは譲渡金が選手の年俸総額によって変動するシステムが採用される。
 
 遂に大谷争奪戦が火蓋を切り、MLB公式サイトでは1日付で「ショウ・タイム:メジャー球団の大谷追跡戦が開幕」と題した特集を掲載。
 
 今回の大谷の交渉期間は特例で22日(日本時間23日)までと通常の30日より短縮されており、近日中には早くも大谷の代理人であるネズ・バレロ氏がメジャー複数球団と会談の場を設けることが予想されている。
 
 記事では、大谷獲得の本命としてヤンキース・ドジャース・レンジャーズの3球団をピックアップ。いずれの球団も大谷にラブコールを送り続けており、獲得に全力を注いでいる。特に、レンジャーズとヤンキースは新労使協定によって制限されている契約金の枠を多めに残しており、金銭面では他球団を大きくリードしている。
 
 また、同記事ではカブスとパドレスも有力候補に上げている。カブスは大谷に対して契約金を30万ドル(約3360万円)しか支払うことができないが、現在カブスで球団副社長を務めているセオ・エプスタイン氏はレッドソックスGM時代に松坂大輔投手の獲得に成功した経験がある。そのため、今回の大谷争奪戦でも過去の経験から獲得に自信を見せているようだ。
 
 パドレスは日本ハムとの結びつきが強く、2016年・17年は同球団の施設でキャンプを行っていた。また、大谷はA.J.プレラーGMと親交があり、2016年からパドレスで監督を務めているアンディ・グリーン氏は2007年に日本ハムに在籍していた経験があるなど、なにかと日本ハムと縁があることから、今回の争奪戦でも獲得の有力候補として名を連ねている。
 
 また、上記の5球団以外も大谷獲得に向けて自軍の利点をアピールしており、争奪戦は混迷の様相を呈することになりそうだ。