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マーリンズ・ジーターCEOの辣腕に地元紙が疑問呈す「ジーターは本当に信頼できるのか?」

2017/12/08

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Getty Images

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 マイアミ・マーリンズは7日(日本時間8日)、今季は盗塁王のタイトルを獲得したディー・ゴードン内野手と新労使協定で定められた25歳未満のドラフト対象外選手との契約金枠(インターナショナル・ボーナス・プール)100万ドル(約1億1300万円)をシアトル・マリナーズに放出し、代わりに若手有望株3人を獲得するトレードを成立させた。
 
 地元紙「マイアミ・ヘラルド」では、人気選手であるゴードンの放出を受けて同日付で特集を掲載。「デレク・ジーターは本当に信頼できるのか?」と題し、大ナタを振るい続けているジーター政権に疑問を呈した。
 
 記事では、今回のトレードについて「ディー・ゴードンは突然チームを離れることになってしまった。これは、既存のチームを解体して再建するための1つの動きにすぎないが、やはりファンも悲しんでいる」と評した。
 
 マーリンズでは今季オフからジェフリー・ローリア前オーナーに代わり、元ヤンキースのデレク・ジーター氏と実業家のブルース・シャーマンを中心とした投資家グループがマーリンズを所有しており、チーム再建・新体制の確立のために大ナタを振るい続けている。
 
 ジーター氏はCEO就任後にジャック・マキーオン、ジェフ・コーナイン、アンドレ・ドーソン、トニー・ペレスといった功労者を球団のポストから外し、実況のリッチ・ウォルツ氏も降板させた。現在はガンや糖尿病の闘病中で、長年スカウトを務めた功労者であるマーティ・スコット氏の契約を更新しない旨を通告した際には全米でも大きな話題となった。
 
 ジーター氏はその他にも球団スタッフを多数解雇し、年俸の負担が大きくない盟友・イチローとの契約も更新しないなど、ビジネスライクに徹してコストカット、新体制の確立に全力を注いでいる。また、球界屈指の高年俸である主砲のジャンカルロ・スタントン外野手も年俸削減のためにトレードを画策している。スタントンの放出に関しても「悲しくとも避けられないだろう」と悲観的なコメントを残している。
 
 スター選手を放出するなど、コストカットを優先してから再建を図ろうとしているジーター政権だが、先行きが見えにくいこともあり、地元メディアやファンは今後に不安を抱いているようだ。
 
 チーム再建のために辣腕を振るい続けているジーターCEO。地元では相次ぐスタッフの解雇や選手の放出に悲しみの声が上がっているが、果たしてマーリンズは将来どのようなチームに変貌することになるだろうか。

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