今オフは救援投手市場が人気も… 注目選手はウィンターミーティング終了も移籍先決まらず
2017/12/15
Getty Images
米国・レイク・ブエナビスタで開催されていた、メジャー30球団と傘下マイナーチームの代表が集うウィンターミーティングが14日に終了した。
今回のウィンターミーティング開催期間中にはブランドン・キンツラー、ジョー・スミス、ルーク・グレガーソン、ブランドン・モロー、フェルナンド・ロドニーといった選手が契約合意に至り、主に救援投手市場が活気を見せた。
一方、ダルビッシュ有、ジェイク・アリエッタ、J.D.マルティネス、ウェイド・デービス、カルロス・サンタナといった注目選手の移籍先は決まらず、新天地探しはミーティング後も続くことになった。どの選手も多くの球団が獲得に興味を示しているが、代理人や球団の思惑が交錯しており、双方が納得できる所属先が決まるまではまだ時間がかかりそうだ。
そして、日本人選手も今ミーティング中に動きが見られなかった。FAとなっているイチローや青木宣親、上原浩治、FA権を行使してメジャー移籍を目指している平野佳寿・涌井秀章、ポスティングシステムを行使したメジャー移籍を目指す牧田和久らも、ミーティング期間中に大きな進展はなかった。
今季オフは中継ぎ投手の需要が大きく、各球団が相次いで獲得を発表していることから、平野・牧田に関してはメジャー契約の可能性も高まっている。両者は現地メディアで注目される存在となってきており、獲得に興味を示している球団も少なくないようだ。
今季はヤンキース入りとなったジャンカルロ・スタントン外野手の移籍話、エンゼルス入りとなった大谷翔平の争奪戦などの影響で動きが遅れていると複数米メディアから評されているFA市場。現在FAとなっている選手たちは、2月から始まるスプリング・トレーニングまでにどの球団と契約を結ぶことになるだろうか。