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元巨人・キャプラー監督の評価が上昇中 選手との対話重視でチーム再建目指す

2018/01/09

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Getty Images



 2018年シーズンからフィラデルフィア・フィリーズの監督を務める元巨人のゲーブ・キャプラー氏の評価が現地で高まりつつあるようだ。
 
 米サイト「ファンサイデッド」では7日(日本時間8日)付で「今のところキャプラー監督に全く問題はない」と題した特集を掲載。監督1年目となるキャプラー氏の手腕を疑問視する声が多い中で新指揮官を評価し、チーム再建を期待している。
 
 記事によると、キャプラー氏は監督就任にあたり「選手が育つ環境と文化」を作り上げることを重視しており、ただチームを上位に浮上させることよりも、チームが勝てるように選手を押し上げることを目指しているようだ。
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 また、チームをしっかり見極めるために選手とのコミュニケーションに非常に積極的なようだ。キャプラー監督は就任後すぐにフィリーズ期待の長距離砲であるリース・ホスキンスと面会し、そのポテンシャルに感銘を受けた。その後、一塁の守備位置が被るカルロス・サンタナを獲得した際にもいち早く連絡を取って若手大砲をフォローした。
 
 その他にもJ.P.クロフォード、セザール・ヘルナンデス、オデュベル・ヘレーラ、ヘクター・ネリスといった主力選手とも直接顔を合わせてミーティングを実施するなど、投手・野手を問わず多くの選手と意見を交わしているようだ。
 
 キャプラー監督も「全ての選手と密接に連絡をとり、強い関係を築くことを目指している」と話しており、現状を細かく把握・分析しながらチームを指揮する方針を明らかにしている。
 
 2017年は66勝96敗で地区最下位に沈み、2011年以来地区優勝から遠ざかっているフィリーズ。果たして、キャプラー新監督は不振が続くチームを立て直すことができるだろうか。今季のフィリーズに注目したいところだ。