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元NFL選手ティーボウ、今年もメッツのキャンプに招待 昨季はマイナーで8本塁打

2018/01/20

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Getty Images



 昨季からMLBに挑戦している元NFL選手のティム・ティーボウ外野手が、今年もニューヨーク・メッツのスプリングトレーニングに招待された。19日(日本時間20日)に球団が公式発表した。
 
 ティーボウはフロリダ大学時代に全米の大学アメフトで最高の賞であるハイズマン賞を獲得。さらにチームを全米王者に導くなど、大学アメフトを代表するスター選手だった。2010年にはドラフト1巡目でデンバー・ブロンコスと契約し、2011年には控えQBというポジションから先発の座を射止めると、チームをプレーオフに導く活躍で全米にフィーバーを巻き起こした。
 
 しかし、その後は大きな活躍ができずに、2015年にはフィラデルフィア・イーグルスから解雇。アメフト選手としてのキャリアは半ば終わりかけていた。そのような状況下でティーボウは2016年に突然のMLB挑戦を表明し、メッツとマイナー契約。昨年もメッツのスプリングトレーニングに招待を受けている。
 
 ティーボウはA級で野球選手としてのキャリアをスタート。デビュー戦の初打席で本塁打を放ち再び全米を驚愕させた。A級での成績は打率.220、3本塁打、23打点を記録し、6月にアドバンスドA級に昇格すると、打率.231、5本塁打、29打点の成績を残してシーズンを終えた。
 
 オフシーズンには大学アメフトのアナリストと、自身が主催する基金の活動で難病を抱える多くの子供の支援を行っていたが、昨季終わりに復帰希望を語ったように再び野球界にティーボウが戻る模様だ。MLB公式サイトによると、メッツはティーボウに若い選手のメンターとしての役割も期待しているという。
 
 昨季はメッツのマイナーリーグの観客動員数にも大きく貢献したティーボウ。1シーズンをマイナーリーグで過ごした経験がどう活かされるのか注目が集まる。