ヤンキース、ダルビッシュ争奪戦から撤退へ マー君とのタッグは実現せず
2018/01/22
Getty Images
現在はロサンゼルス・ドジャースからFAとなっているダルビッシュ有投手。複数球団で争奪戦が繰り広げられているが、ニューヨーク・ヤンキースが争奪戦から撤退したと米国紙「ボストン・グローブ」が21日(日本時間22日)付で報じた。
記事によると、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「今の先発ローテーションにはとても満足しているし、ダルビッシュの獲得が私たちにとって意味のあるものだとは思わないかな」とコメント。
ヤンキースは昨季台頭したルイス・セベリーノを筆頭に田中将大、ソニー・グレイ、CCサバシア、ジョーダン・モンゴメリーなどが先発ローテーションに名を連ねている。モンゴメリーについては実績がなく活躍は未知数だが、キャッシュマンGMはブルペン陣が非常に強力なこともあり、これ以上先発投手を補強する必要はないと判断したようだ。
ヤンキースはダルビッシュに正式にオファーを出すなど、獲得に向けて動きを見せてきたが、同記事によるとダルビッシュを獲得することで贅沢税の支払い義務が生じることから、獲得を見送ることになったようだ。
また、キャッシュマンGMはダルビッシュを獲得するに際してジャコビー・エルズベリー外野手をトレードで放出して年俸削減を図る必要があったことも認めたが、今オフの移籍市場は動きが遅いこともあり、トレード話も上手く進展しなかったようだ。