メジャーリーグの平均年俸が過去最高値を更新!【エヌヒト式mLbな人々】
年々選手の年俸が下がり続けている日本のプロ野球界。それとは対照的にメジャーリーグの選手年俸はいまだに高騰し続けている。そのメジャーリーグの平均年俸が今年、過去最高値を記録した。一体どれほどの金額なのだろうか。
2015/04/02
Getty Images
選手年俸が高騰する理由
同サイトが報じているメジャーリーグの球団別総年俸を見ると、1位が先程述べたドジャース、続いてヤンキースが215万ドル(日本円で約258億円)、レッドソックスが185万ドル(日本円で約222億円)、タイガースが170万ドル(日本円で約204億円)、そしてジャイアンツが100万ドル(日本円で約120億円)と続く。プロ野球の昨年の総年俸1位が読売ジャイアンツの推定約43億円なので、それと比べても大きな差があるのがわかる。
これこそまさにアメリカンドリームであり、日本でも元楽天イーグルスの田中将大が2013年シーズンオフにニューヨーク・ヤンキースと総額1.55億ドル(日本円で約186億円)の7年契約を結んだことは大きな話題になった。
なぜこのようにメジャーリーグでは選手の年俸が高騰しているのか。その背景には近年のテレビ放映権料の高騰が関係している。昨年米国のスポーツ専門チャンネルESPNはメジャーリーグと8年間で総額56億ドル(日本円で約6720億円)の放映権料の契約を結んだ。近年米国でのテレビにおける野球中継の価値は見直されており、CMのスポンサー収入、または有料チャンネルの収入によって莫大なお金を生み出している。
同じような放映権料の高騰はメジャーリーグに留まらず、2014年サッカーのプレミアリーグではテレビ放映権料がサッカー史上最高額である4年総額51億ポンド(約9360億円)となった事が明らかになった。まさに1兆円近いお金が動くのが世界のテレビスポーツビジネスなのである。
出典:Baseball’s average salary rises to $4 million
http://www.sfgate.com/giants/article/Baseball-s-average-salary-rises-to-4-million-6171480.php
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